我が家の家業は父が一代で築いた隙間産業の技術屋です。
今現在父と弟、そしてありがたいことに中々なり手のいないこの職に、若い二人の従業員が会社を支えてくれています。
父は弟に社長の座をゆずり、自分が会長(名前だけ。)になったのと同時に仕事の段取り、部品や人の手配、見積書や請求書なども弟に譲り、自分は弟に指示されるまま現場に出向き従業員に技術を教えたりしていました。
ところが、今回の弟の入院でまた全部の仕事が自分の手に戻ってくることに。
すると。。。。
まぁ、何と嬉しそうなことか。
もともと弟に仕事の仕方を教え、技術を教えたのは父ですが、なにせ弟は現代っこの上にまだまだ子供。
仕事のやり方やそれに対する姿勢、事あるごとに弟と衝突しそのたびに母が「もうあんたは社長じゃないから黙ってなさい」と怒られてしゅんとしていた父。
まぁ、張り切る張り切る。
「俺も年取ったし、もう疲れる。あ~しんどいな~」と言いながらも、毎日嬉々として仕事に出かけています。
もともと仕事が大好きだったので、また「あ、今仕事している」という実感を感じれて幸せなのでしょう。
あれは正真正銘の「Workholic」(仕事中毒)だと思われます。
ま、あと何年もできない仕事なので思う存分してくれるといいと思いますが。