たまに思い出す
めったに思い返さない
だって涙が止まらなくなるから
母の最後は
本当に苦しそうだった
強かった母が
とても小さく感じた
抗ガン剤の副作用で食べることができず
体重は32キロ
髪は抜け落ち
強い麻酔で意識は朦朧
そんな母の隣りで
私はいつも涙を抑えるのに必死だった
でもいつだったか
もっと生きたかった
成人式も結婚式も見たかった
かわいい孫を抱きたかった
見てあげられなくてごめんね
ひとりにしてごめんね
そう言った母が
すべてを悟ってると知った時
一緒に泣いた
何も返せず
ただただ一緒に泣いた
頑張ったって
どうにもならないことが
この世にはあるんだ…
母子家庭だったから
私はひとりになった
毎日泣いて
学校もやめて
暗い部屋にこもった
母が逝くのはわかってたはずなのに
受け入れられなかった
まだ…今も受け入れられない
母が今の私を見たら
なんて言うだろぉ
考えただけで自分を殺したくなる
色んなことを
母の死のせいにして
逃げてきたから
悲劇のヒロイン気取って
甘えてきたから
取返しのつかないとこまできちゃったんだ…
きっと私は地獄逝きだから
もぉ大好きなお母さんには会えないんだろぉ
これが神様から
私への罰
死んでも償えない罪故に