「産経新聞」に火災保険の保険料が値上げされる見通しだという記事が載っていました。
自然災害などで保険金の支払額が増加していることが影響し、損害保険料率算出機構が火災保険の保険料を設定する際の目安となる「参考純率」を3~5%程度引き上げをする方向で最終調整に入りました。
これを受け、平成31年中にも損害保険各社は住宅向け火災保険料を値上げする見通しです。
台風や大雨、大雪などの自然災害が多くなり、保険金の支払額が大きくなっているので、保険料の見直しは仕方がないことだと感じます。
しかし、地震保険料も31年1月に値上げされる見込みなので、ダブルで家計に打撃を与える形になることには心が痛みます。
実際の保険料の値上げ幅は、これから算出機構の示した基準をもとに決められていきます。
◆保険料は損保各社で違いが大きくなっていくことが予想されます。
火災保険の保険料は参考純率だけで決定するわけではありません。
保険料を決める基準にはなりますが、損害保険会社各社の考え方や判断により保険料の値上げ幅が決められていきます。
収益改善を優先して保険料を上乗せする損害保険会社もあるでしょうし、コスト削減により保険料の値上げ幅を抑える損害保険会社もあることも考えられます。
損害保険会社により、同じ火災保険でも保険料の上げ幅に違いが生じることが予想されます。
保険料があまりにも高くなってしまいますと火災保険の加入率が下がってしまうことが懸念され、それは避けたいところです。
保険料の値上げ幅を小さくするよう、保険会社の経営努力、手腕に期待したいと思います。
ここ数年の自然災害の多さは他人ごとではなく、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。
その際に火災保険などの補償を準備しておらず、住まいの修理などの費用が捻出できずに苦労をすることは悲しいことです。
火災保険の必要性は浸透してきていると感じますが、加入しやすい環境作りは国にも損害保険会社にも求められていると考えます。
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火災保険料値上げへ 算定基準3~5% 災害で支払額増加
損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は27日、火災保険の保険料を設定する際の目安となる「参考純率」を3~5%程度引き上げることで最終調整に入った。自然災害などで保険金の支払額が増加したため。損保各社は基準改定を踏まえて平成31年中にも住宅向け火災保険料を上げる見通し。各社は個別に値上げ幅を決めるが、地震保険料も来年1月に値上げする見込みで家計の負担が増しそうだ。
火災保険は火事以外にも、落雷や台風、水害、雪害、水漏れなども対象で、建物や家財の損害を補償する。
26~27年度は台風や雪害、豪雨などで保険金の支払額が拡大し、2年連続で5千億円を突破した。参考純率の引き上げは26年以来4年ぶりで、収支改善には料率の引き上げが必要と判断した。
年間5万円程度(地震保険なし)の火災保険料を支払う一戸建ての契約者の場合、1千~3千円の負担増となる見込み。
損保各社は算出機構の示した基準をもとに、実際の保険料の値上げ幅を決める。
収益改善に向けて保険料を上乗せする損保がある一方で、コスト削減などで値上げ幅を抑える損保もあるとみられ、各社の対応が分かれる可能性が高い。
算出機構は毎年、損保各社から支払い実績などのデータ提供を受けて、参考純
率を改定すべきか検証する。その後、金融庁に届け出て、審査を受ける。
(産経新聞)
