こちらに戻ってきて2週間。
1日に何度も日本の家族と密に連絡を取っています。
母は心配とストレスから体調がガタ落ちで
1日に何度も電話で話をして何気ない普通の会話をするようにしています。
でもやはり落ち込み方がひどいようで、
出来る事なら明日の飛行機でも飛び乗れるなら乗って帰りたい。
2月のチケットはこちらに戻ると同時に購入はしたけれど、まだ帰る日は両親には伝えていません。
もしかしたら早目に帰るかもしれないし。
いつでもガラガラのスーツケースを持って空港に行けるように全て整えています。
大きなスーツケースの中身は、帰ると決まった前日にCostcoで売ってる父の食欲が出るパンを詰め込んで、さらにオーガニックのゼリーをこちらも前日に買う予定。
ゼリーといっても果肉が入ってないから多分日本に持って帰れるはず。
抗がん剤をすると決まった時に口当たりの良い一口ゼリーを持って帰りました。
最初の抗がん剤は未知の世界だったので用意はしたけれど、特にそのゼリーは必要とせず普通の食事をしていました。
ただ味覚障害があるようではっきりとした味が分からないようで醤油を多めにかけてしまったり、苦味をとても感じたりするようで、基本的に薄味にしてその時の体調で本人に食材の上からかけてもらうようにしています。
帰りたいけれど今後何往復するか分からないので、やはりこの時期航空券が高くなるので顔を見ながらする電話で我慢しないといけないかな。
父自身からのヘルプはないので、その時のために待つ方がいいのか、私の気持ちを優先してもいいのか。
実際のところ今は1人でなんでもしてるし、
逆に母が弱ってしまい父がご飯を作ってるような状態。
それも父にとっては「自分がしっかりとしなきゃ」と思えてるようなので、大袈裟な言い方かもしれませんが「生きる底力」になっているのかもしれません。
私はいつでも「助けてほしい」と言われたら帰るつもりでいるので、とりあえずすぐに出れるようにして「何でも言ってきていいよ。チケットが抑えられ次第帰るからね」と言うことしかできない。
距離が離れてるので頭ではわかっていたけれど、海外で住むとはこう言うことなんだなと思ってしまいます。
帰りたい。
帰りたい。