プライベートな話題ですが。
上質な親子活動を長年続けている団体があります。
全国展開しているその団体。
我孫子にも支部があったなんて、
小学校の先輩お母さんから誘っていただくまで、
まったく知りませんでした。
我孫子で、20年も活動していたというのに。
ものがたり文化の会 根本パーティ。
お誘いをいただいたのは、1年前の冬。
天王台北近隣センターの活動を
のぞきにいらっしゃいと言っていただいて、
いつもなら腰の重い私が、なぜか、
す~っと引き寄せられるように見学に。
午後6時、店を閉めてから行ってみると、夕食のお弁当を
思い思いにひろげる親子さんたちのなかから、
ちえ先生が手招きしてくれました。
それが、私たち親子と、ものがたり文化の会との最初の出会いでした。
単なる見学者だった私たちを、旧知の後輩を誘うように、
年に一度の舞台発表に誘ってくださったちえ先生。
これがそのときいただいたチラシ
遠い代々木だというのに、これも、なぜか引き寄せられるように
息子と見に行きました。
いま思いかえしても本当に不思議です。
こういうことが「縁」というものなのでしょう。
どのグループにも、プロっぽい動きをするメンバーがいたり、
うわ役者だねえ、とほれぼれするような発声のメンバーがいたりしますが
プロ劇団ではありません。
私のように、「演じる」ことは過去も未来も無縁と思ってきた、いち母や、
いち父が、新しい自分をみつけたり、新鮮な感覚に
心が自由になる瞬間を楽しんでいます。
舞台をみると、この活動がみんな大好きなんだろうなあということが
しみじみ伝わってきます。大人も子どももひとりひとりが生き生きとしています。
長い期間をかけて、ゆっくりと、こころと体に童話をしみこませながら、活動をし、年に1度、親子で舞台に立ちます。
遊びや競争や創作、体験、言語、表現、
ひとことでは言い尽くせない要素がつまったさまざま活動を通して、
物語への理解を深め、親子同士、家族同士の絆も育っていく
アットホームな会です。
まさか、この舞台に、1年後、自分たちが立つことになるとは。
思いもしなかったような。したような。
いえ、やっぱり思いもしなかった、です。
■1月13日(日) 第33回人体交響劇発表会
時間:12:00開場 12:30開演
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール
参加費:1,000円(幼児無料) ※要参加申込
上演作品
『双子の星 二』ならのきのこ
『蛙のゴム靴』前田パーティ
『狼森と笊森、盗森』小泉パーティ
『蛙のゴム靴』根本パーティ
『水仙月の四日』久保寺パーティ
『山男の四月』伴パーティ
『畑のへり』葛飾ものがたり文化の会
『オツベルと象』林パーティ
新年俳句会、かたつむり楽団『白いうた青いうた』もあります。
昨年はこんなステキな展示物もありました。


昨春から仲間に迎えていただいて、初夏には生涯忘れられないキャンプに参加。夏がおわったころから童話「蛙のゴム靴」の舞台発表に向けて
取り組んできました。
表現の仕方を真剣に考えて大人にもダメ出しする子どもたち。
競争やあそびで子どもに勝ちを譲らない大人たち。
受け入れてくれる、叱ってくれる、ほめてくれる、お互いに家族のよう。
春からは新しい童話「オツベルと象」に取り組みます。