テレビでみたプロ顔負けの技術をもった子の話をしていたとき、「なにかを得ると、なにかを失っている」の法則を、おもちゃコンサルタント橋本さんが話してくださったことがありました。
大人顔負けの知識を得た子どもが、どこか子供らしさに欠けていたり、欲しいものを買えばお金を失ったり、思い当たることがいっぱいあって、ふむふむなるほどな~と、思ったのでした。
そしてまたあるとき、Smile the Firstで、そんなお話をお客様としていると、
今度は反対に、「なにかを失うときって、同時になにかを得ている」のではないかという、どうでもいいことのようで、、、でも、私にはとてつもなく壮大な発見がありました
そうやって世の中は均衡がとれて、宇宙は成り立っているのかもしれない、と。
先日展示会に橋本さんとご一緒させていただいた日、ゆりかもめの座席にむかいあいながら、「橋本さん、私、気づいたんです」とお話しすると、橋本さんは笑い話にすることなく、「失うってことは、言いかえれば、手放せたってことでもあるんですよね」と真摯に返してくださいました。またまた発見
「失う」ことは、マイナスなことだけじゃないんですね
と思うと、「失う」ことよりもむしろ「得る」ことのほうが怖いこと。(大切なひとや、かけがえのないものは、失うより、ひたすら得たいと思うけれど。)
原発によって得た便利な生活と引き換えに、たしかに私たちが失ったものがあり、
大災害で失ったものがあると同時に、得たものもあり。
「失ったとき」は、がっかりすることをやめて、「なにを得たか」を考えよう。
なにかを得ようとするときは、引き換えになにを失うかを考えよう。失うものが「手放せてよかった」と思えるものなら、大いに得る価値のあるものかもしれない。失うものが「手放すべきではなかった」と思うものなら、安易に得るべきではないんだ、という新しい法則も、私のなかの宇宙の偉大な発見。
結論。やっぱりHABA社のボードゲームは得よう。