新聞を開くのに勇気が要ります。目を背けるのは、被災地の方々に申し訳ない、と葛藤の末に、勇気を振り絞って新聞を開くのですが、つらいニュースに気持ちがへこんで、心温まるはずの記事を読んでも、気持ちが冷え切ってしまっていることがあります。支援の輪を広げ続けるためにも、少しのあいだだけ、悲しいニュースを見聞きすることをお休みしてみます。
カラ元気を出そうとテレビで呼びかけているのをみました。いえいえ、無い元気をさらに使ってしまったら、充電しても復活できないほど疲れてしまいます。
休める方は休めるときに、休むときがないかたはつくって、ひねりだして休んだほうがよいのではないかと。気力体力を温存してください。いま心と体を張って頑張っている方々からタスキを渡されるときがきますから。
そのタスキは家庭のなかに、地域のなかに、日本のなかに、世界のなかに。
タスキをもつひとが、途切れずに、家庭の、地域の、日本の、世界の助け合いの駅伝が続くよう、悲しいニュースに目をこらすという伴走を少しだけ休ませていただこうと思いました。