パン屋さんに~であった~ | Smile the First 店長日記

我孫子市の泉郵便局から小道に入ってすぐのところに、path(パス)という名前のパン屋さんがあります。パン屋さんと思って訪ねていくと、うっかり通り過ぎてしまいかねない、一軒家の個人のお宅で焼かれているパンのお店です。


Smile the First 店内で、ご来店中のお客様が、「ともこさん、泉郵便局の近くにね、お若い方がパン屋さんを始めたの。とってもおいしいの。おすそわけね。」と、pathのパンをくださったのが、始まりでした。


ソフトフランスのような硬すぎず、柔らかすぎずの白いパンのなかから、こぼれるほどの薄色のあん。ほんのりな甘さのなかに、ナッツの食感が新鮮でした。とっても独創的で美味しいパン。すぐにファンになりました。どれもこれも、心がこもったパンです。


保育園に通っているお嬢さんがいるのよ、と聞いて、思わず、4年前の開業当時の自分の姿と重なりました。


なにもかもが新しい生活で、楽しいこともいっぱい、うれしいこともいっぱい、感動することもいっぱい、もちろん大変なことも。まだ慣れきらない園生活に行きしぶる子をなだめて置いてくる辛さや、風邪っぴきで不安そうに見つめる子を母にゆだねて出てくるときの苦しい気持ち。


このパンを焼いているのはどんな方だろう。。。


想像力をふくらませながら、Smile the Firstに来店くださるお客様に日々pathのパンをご紹介していると、行ってくださったお客様から、「ともこさんがパン屋さんをやってる、みたいな感じだったよ」と嬉しいご報告をいただきました。


ますます興味津々。


それでも、定休日が同じなので、行けるタイミングがありませんでした。


閉店時間も近くなった昨日の夕暮れ時。別のお客様から、「あのパン屋さん、いってきましたよ~。あちらの方も、ともこさんに会ってみたいっておっしゃってましたよ~」なんて嬉しいご報告をいただいたところでした。


かわらしいお嬢さんを連れた初めてお会いするお客様が入ってこられました。


「いつもありがとうございます」と茶無地の紙袋を差し出され、にこっと笑顔になった、その女性こそ、pathの店長さんでした。


存在を知りながら、なかなか会えず、でも、そのひとを想いながら、毎日話題にしてきたひとに初めて出会う、って、こんなにも感激するものなんだ~と思いました。


閉店後も、久しぶりに会った旧友同士のように、話は尽きませんでした。


これからpathに行ってくださる方は、体に気をつけてがんばってラブラブという私のメッセージも届けていただけたら嬉しいです。


path(パス) 

我孫子市泉11-1(泉郵便局となりの小路を入った最初の角です) 

駐車場は1台のみです。住宅街ですのでくれぐれもご注意ください。

定休日:日&月 営業時間10時から完売まで。

*お昼までに行かれることをおすすめします。