1週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習法『親勉』を実践する
【兵庫 伊丹・西宮・尼崎】親勉インストラクター
森まきこです。

 

わが家には、3人の娘が

おります。

 

 

10年前、長女が小学校へ入学した日から、

わたしは、毎朝、送り出す時、

娘の「いってきます!」

この笑顔が最後になるかもしれないと
覚悟して、送り出してきました。

今日も、無事に、過ごせますように。。。

今日の夕方も、また、この手で

この子を抱けますように。。。

 

 

なぜなら、きつい食物アレルギー児だから。

小麦・卵・乳・蕎麦・カニ・ナッツ類・タケノコ完全除去。

みんながフツーに食べられるものを、

もしも、娘が食べたら・・・

 

みんながフツーに食べられるパンを、

もしも、娘が食べたら・・・

 

みんながフツーに飲める牛乳が、娘のお皿に入って、

もしも、娘が、それに気づかずに食べたら・・・


20分後には、

咳が止まらなくなり、

鼻水が止まらなくなり、

全身に蕁麻疹ができ、

気管が腫れて呼吸が苦しくなり、

血圧が低下して意識が薄れ、

救急車を呼ぶことになります。

 

いわゆるアナフィラキシーショック症状。

 

症状が出始めると急速に進行し、

手当が遅れた場合は、

最悪の事態になるかもしれません。

 

10年前、1000人を超す小学校で

アレルギー児は娘だけ。

学校側は、初めての対応だったにも

関わらず、最善を尽くして

受け入れてくださいました。



理論上、給食は、欠食とし、

全部、毎日、家庭から持たせた方が、

事故の確率はゼロに近くなるでしょう。


でも、給食は、共食(一緒に同じものを

食べる)の経験をする時間。
 

そこを理解していただき、

食べられるものは、いただいて、
食べられないものだけを、持たせる対応で

学校生活がスタートしました。

 

 

当初は、アレルギー児対応マニュアルもなく、

わが子だけに異例の対応。

養護教諭の先生の提案で

毎月「給食ノート」をわたしが作成し、

保護者、本人、担任、クラスメート、養護教諭で

チェックしてから始まる給食の時間。

 

1日たかが20分間。

されど、20分間。

 

担任の先生のご配慮により

アレルギーがあって

給食を持参しても

イヤな想いをしたことは

なかったと把握しています。

 

事故があって救急車で運ばれたあとも

「共食の経験を大事にする」想いを
尊重していただき、

チェック強化した以外は、

これまでと同じように、させてもらいました。

先生方には感謝しかありません。

どんなに対策をたてて、

複数人でチェックしても、

事故は起きるもの。
 

予防のための最善策を取りつつ、

もし事故が起きた時は、どうするか、
事故時の緊急対応を、

いつも最新の状態にしていただいていました。
 

だからこそ、送り出したあとは、

安心して帰宅を待つことができました。
 

たとえ、事故が起きても、

(だいじょうぶ)って唱えながら

病院へ行けたのは
先生方への全幅の信頼が

あったからです。

それでも、やっぱり、怖かった。。。

それでも、やっぱり、不安だった。。。

覚悟しないと、送り出せなかった。。。

 

わたしの中の基準は、

娘が経験できること > わたしの心配

 

心配するあまり、

本来、経験できること、体験できるチャンスを

奪わないこと。

 

 

そのために、わたしができることは、

考えられるだけの対策をして、

あとは、娘と、娘の周りの方を信じて

笑顔で送り出すこと。

そして、無事を祈ることだけ。。。

 

 

最初に、学校から救急車で搬送されたとき、

三女1才。

次女年少さん。

長女2年生。

2人を連れて、どうやって病院へかけつけたのか

まったく記憶がありません。

 

記憶があるのは、処置室で横になる

娘の顔を見たシーン以降。

 

 

だから、わたしは、

10年前、長女が小学校へ入学した日から、

子どもたちを、毎朝、送り出す時、

娘の「いってきます!」

この笑顔が最後になるかもしれないと
覚悟して、送り出しています。

 

 

東日本大震災のとき、朝の

「いってらっしゃい」を最後に

津波に子どもさんを

さらわれた方のことを想うと

胸が痛みます。

 

病気で、幼い子どもを

残していくしかなかった方の

無念さを想うと

胸がはりさけそうになります。

 

 

今日の日常は、当たり前ではない。

たくさんの方に支えられて、

奇跡の連続で、

今日も、フツウの一日が送れたことに

感謝します。

 

 

子どもが、ちょっとくらい

わたしの言うことをきかなくても

許せてしまうのは、

今日の日常が、当たり前ではない

ということを、

わたしが知っているからです。

 

 

親子でケンカできるって、

ありがたいこと。

親子で一緒に過ごせるって

なんて、しあわせなことなのでしょう。

 

だから、今夜も、わたしは子どもたちに言います。

生まれてきてくれて、ありがとうピンクハート

すくすく大きくなってくれて、ありがとうハート

明日も、きっと、いい一日になるよ乙女のトキメキ

 

 

「子どもは、たくさんの方のおかげで育つ」という実感が、
私の中で、とても強いのは、長女の子育てのおかげです。

 

 

どの子も、みんな、笑顔で

毎日を過ごせたらいいのに、

と、つよく願うのは、

こんな経験があるからです。

 

*****

 

Facebook毎日投稿中。時々プライベート投稿も。

 

友だち追加

「子育ての具体的なヒントや、おすすめ本など」を不定期配信中。

ポチっと押して、質問にお使いください。

 

Instagram「子育ての知恵や知識」を毎日投稿中。

あなたの子育てで、ホッと一息つけますように。。。