サラサラと木の葉を吹き抜ける風の音、鳥のさえずり、机上を明るく照らす陽の光。



20年以上前に亡くした子どもが入院していた頃、必死に唱えていた般若心経。



今日は、初めてその写経体験へお寺へと向かった。






喉元過ぎれば熱さ忘れる。

写経しながら、頭の中は雑念ばかり。

心身ともに安定させることを願って、書き終える。



己の道を、ただひたすらに歩むとき、寄り道するときもあれど、足元と行く先をしっかり見つめていこうと、襟を正した一日となった。






己の道は我ひとり歩むのみだが、周りを見渡せば、同じように己の道をただひたすらに歩む同志を感じて、心強く思えた。