「~」の部分には何でも入ると思う。




人は意思を持って生まれてきたわけじゃない。





「なぜこの世界に生まれてきたのですか?」と聞かれて




理由を言える人はいないだろう。





どうやって生まれてきたのか。





親のおかげで。





親のせいで。






どっちも使える。






自分の立ち位置で使われる言葉は変わる。

正直、書くべきでない個人的な内容かもしれませんが、

どうしても書きたいので書かせてください。




2週間前に祖母が脳梗塞て倒れてしまいました。


まだ、意識も戻らずで、どういった状況になるのかも、


一日、一日わからない状況です。



実は倒れた日の夕方頃には、仕事で自分は佐世保に行ったこともあって、


実家にたまたま少し寄ったんです。



そのときの祖母はいつもどおりの元気な様子で、


自分にお茶をついでくれました。



自分は疲れてたのと、時間がなかったこともあって、



お茶を飲んだら、さっさと帰っていきました。


まさかその日に祖母が倒れるとも思わず。



仕事が終わって、家に帰って、母親から電話がかかって、それで色々話しをしていると、(このとき祖母は倒れていない)



話しが母方の祖母の話しになりました。


僕は母方の祖母は自分の母親が小さい頃に死んだと聞いていました。



だけど、その日の話しではそうではなくて、「実は、おばちゃんと言ってた人があなたの祖母だよ。」ということを知らされた日でもありました。



そのときは訳がわからなかった。けど、うれしかった。自分を産んでくれた人を産んでくれた人の顔を初めて知ることができたってのは、本当にうれしいことだった。



しかも、いきさつは自分の母方の両親は離婚してたらしく、僕の両親が子供たちに、悪い影響になるからってことで、僕には24年間そのことを隠し続けてくれていた。


そのことを知っただけでも、本当の本当に涙が出そうなほど、親への有り難味を感じたし、親族一同で、僕らをよりよい環境で育ててくれたのだと思うと、うれしさと、反面、何も知ろうともせず、お構いなしに生きてきた自分の申し訳なさで胸がいっぱいだった。



そんな話しを聞き、色んなことを考えていたのだが、電話を切ってから数時間後ぐらいに父方の祖母が脳梗塞で倒れてしまった。


本当にその前に、そういう話しをしてたこともあって、信じられなかったし、不思議でしょうがなかった。


そして、次の日に病状を聞いて、意識がないってことを聞いて、祖母に何か様々なことを「伝えること」ができないということも理解した。


前日に、お茶を入れてくれたことに対しての感謝の言葉も態度も何もなかった自分に悔しさを感じた。



祖母との思い出を振り返れば振り返る程、何か感謝の気持ちを伝えたいのだが、伝える術がない。


意識が戻ってくれることを祈るばかりで、それ以外何もできない。



祖母は左脳にダメージがあり、右脳は機能しているので、体は動くのだが、意思をもった動きではなく、急にバタバタしたりして、見ているだけで、どうすることもできない自分が悲しくなる。


そして、自分のメンタルも、深刻なだけに、シリアスな気持ちになるんだけど、正直、ずっとそんな深刻に捉えすぎてたら、体も壊しそうだからポジティブに明るく捉えるべきなのか、でも、どうしても、祖母のことが何をするときも余技ってしまう。



今、自分の愛を祖母に伝える術は意識が戻るのを祈って、少しでも近くにいてやることだけだと思う。



ばあちゃんのこと、自分が今やりたいこと、やらねばならないこと、何が優先順位が上なのかまったくわからない。


頭は常に混乱状態にあるけれども、これが今の自分の身の回りで起きている現実であることをしっかり受け止めたい。



そして、これらから感じたことが2つある。



一つ目は、人はいつ死ぬかわからない。ということ。


いつ、誰が、どこで死ぬかなんてわからないし、誰もが死ぬ可能性をもっている。


普段、僕らは生活して、コミュニケーションとりあって生きているのが当たり前だけれども、


それが当たり前ではなくなることが、次の瞬間でも起こる可能性があるということ。


伝えたいのに伝えれなくなる。


だから、本当に人ってのは毎日を精一杯生きていかないといけないと思う。


「生きていく」ってのはどういうことかってことまで書いてると、長くなるので、省略するけど、


今回、本当にそう思った。



2つ目は、本当に家族や友人、周りの人からは目には見えない愛をたくさん頂いているということ。



特に、家族、両親は子供のためにどんな形であれ、愛を注いでいる。僕らからは本当に気づかないような愛をたくさん注いでもらっている。



自分の親は自分に対して、ほとんど何も言わずに肯定してくれる。


でも、実際、自分が親の立場になったときにどうかと考えると、そんなことできるのか?と思ってしまう。



どこへ行きたい。あれやりたい。。。。自分が親なら心配でしょうがないようなことも、


自分の親は、心配な顔を心の中へぐっと隠し、「お前がいいと思うならいいんじゃないか。」と言ってくれていた。



そう思うだけでも、自分は本当に精一杯生きていかなければいけないんだと感じた。



自分がどんだけ、偉そうにしてるのかと思うと不甲斐ない。。。でも、もう、様々な人に孝行すべく、おもいっきり生きるしかない。



けれども、そう考えると、親は大切に自分を育ててきてくれたわけで、親への親孝行というものは、まずは「自分を大切にする」ということだと思う。



親へのプレゼントなどの物質的な孝行はその後からだと思う。(物質的な親孝行もそれは喜ばれるに違いないだろうが、本質はそこじゃないと思う)


親に心配を感じさせない。(心配をかけないって言い方になると、おもいきって何事もできないからね)


健康である。


無駄なリスクや危険なことに自分を晒さない。



そういうことからだと自分は思う。



そういった見えない愛というものが世界や人類をより良いものに。幸福な世界にするのだと思う。








1、クーリエ・ジャポン 7月号


この号は池上さんが責任編集していて、エネルギー問題の特集が組まれていて、かなり役に立つ情報が多かったように思いました。震災後の6月に出てるもので、原発問題の話しとかも、今、読むとすごい緊張感があるの、この時期は。で、本当にヤバいってことも書いてある。けど、最近はニュースとかでも原発の話は聞き慣れたこともあってか、危機感を感じれていない国民が多いのでは。僕は初めから「原発ヤバいでしょ派」なので、今の放射能関係の情報も、メディアの情報よりもっと残酷なものだと考えてる。放射能の状況も、今後の震災の問題も、もっと深刻に受け止めておくべきだと思う。死んだら、人生終わりなのだから。



2、俵万智 サラダ記念日


なんか、詩か短歌か、その辺の読み物を読みたいなって思ってるときに、「そういやサラダ記念日とか読んでないな」とか思って購入。これが、本当にキュンとする短歌が多くて、なんか心のサプリメントのような効果を感じます。特に恋愛してなくて、キュンとすることを忘れてしまってるときとかに、これ読むといいかも。逆に幻滅する人もいるのかな?w女性は読んでた方がいいのではと思う。社会人になって、すごいこういう詩とか短歌とか読むことが自分にとって大切なことのようになってきた。



3.もう一度読みたい宮沢賢治


自分、今まで宮沢賢治読んだことなくて、名作ばっか入ってるやつあったから購入してみたんだけど、名作ばっか入ってると、音楽のベスト版同様、どれも味がありすぎて、読んでてきつくなったりするときがあんのwだから、やっぱり、普通の小作品も入った本の方をオススメするwけど、宮沢賢治の話は本当よかった。慣れないと読みにくいところもあるけど、本当不思議な世界で、なぜかのめり込んでしまう。銀河鉄道の夜とかの自己犠牲的な考えとかって、宮沢賢治にしか書けないんだろなと思う。



4、岡 知史  知らされない愛について


これは全然有名な本でもなんでもないんだけど、ボランティア関係の人が作った道徳の本みたい。なぜ、これを読んだかというと、「高野山の時間」っていう仏教の真言宗のお坊さんの説教を聴けるpodcastがあんだけど(なんでそんなの聞いてんだとか言わないでw)その中で長井秀誠という人の説教がめちゃめちゃいい話しで、その中で取り上げられているのが、この本。本当、この話は必聴だと思う。タダだし。内容はというと、「知らされない愛について」ってことで、この前、自分もブログに書いたんだけど、愛ってのは2つあって、例えば、「プレゼントをあげる」とかそういうのは、「知らされる愛」。これも大切なんだけど、知ってもらう愛ってのは、どこかで報いを求めてるわけ。でも、本当に大切な愛ってのは「知らされない」んだと。そしてその知らされない愛は報いを求めない。それはどういう愛なのかというのはpodcastで聴いてみてください。泣ける話です。まだ残ってるよな?w



5、劇団ひとり 青天の霹靂


劇団の作品は個人的にかなり好き。劇団の書くキャラクターが人間味があってすごく好き。ストーリーは大してないかなって思ったけどwこの感じのキャラと同感しちゃったりする感もあって、読んでてすごく気持ちいい。なんか根が素直で誠実で、どっか背伸びしようとして、うまくいかない的な感じのキャラw憎めないキャラ。これも読んで損はなかった作品。



6、見田宗介 まなざしの地獄


これは社会学では有名な本。見田さんも社会学者ではかなり有名な方。この話しは高度経済成長の時代に未成年で殺人をしてしまった青年を社会学的に考察して、一体、なぜ彼が殺人に至ったのかということが書かれてある。大変興味深い文章。読んでて暗くなるけどねw高度経済成長時に貧しい田舎から出稼ぎに来た少年だったんだけど、階級的な差別とかで、日本社会の構造上、裕福には彼はなれなかった。学歴もしかり。そういう社会からのまなざしが地獄だったと。そして、そのまなざしに耐えれなくなった、この若者は殺人に手を出してしまう。その内容と考察が社会学的観点から書かれてて非常に興味深い本でした。殺人者ってのは、個人でなんの影響も受けずに殺人者になるわけじゃない。それまでのバックグラウンドがあるわけで、「社会のしくみ」が例えば低所得者を殺人者にしてしまう要素も多く含んでたりするわけ。だから、個人レベルの問題でもないんだよね、殺人ってのは。社会的な見方もそういうのは必要。ま、そういうのが社会学。




他にも読んでるんだけど、他の本の紹介は後日で。



では~