お久しぶりです。

近況のご報告です。

このコロナ禍で人生がガラリと変わってしまった人も多いと思いますが、私の息子もその中の1人でした。

実は、彼はプロを目指して5年間頑張ってきたサッカーを辞めてしまいました。

私にとってこれほど衝撃的な出来事はありませんでした。辞めたいと告げてきたのは6月の半ばくらい。

4-5月の自粛期間中、一人で自主練をしていた息子は、サッカーの楽しさを失ってしまったようです。

なんとなく楽しくなさそうにプレイしている息子にうすうす気付きながらも、まぁチーム練習始まったら大丈夫でしょ、と軽く見ていました。
しかし色々手を尽くしましたが時すでに遅し。もうどうにもならず、ついにはセレクションでせっかく入った強豪チームも辞めてしまいました。

軌道修正できたと思われる色々な場面を思い返しながら、なかなか諦めきれず納得できない私は、人生で1番と言えるほど泣きました。嗚咽が出るほどたくさん泣きました。

それとは裏腹に、言いたいことを言えてとてもスッキリ満足そうな息子を見て、なんだか気が抜けました。

サッカーしかしてこなかった5年間だったので、私は納得するまで1か月以上かかりましたが、息子は今まで練習に明け暮れた毎日を過ごしていたので、その時間が今は自由に使えて、放課後などもたくさん遊べるようになり、友達と笑いながらはしゃぐ息子を見たら、まぁサッカーにそこまで拘らなくてもいっか、とも思えてきました。

応援してくださった沢山の方、特に関わってくださったコーチ達にはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。

アスリートって食事管理や睡眠管理、姿勢矯正や体のケア、体幹トレーニングにストレッチ、その他もろもろ、たっっっくさんのことを無限にやらなければならないですよね。幼い本人にとってはちょっときつかったのかもしれません。

今はそれぞれお互いにやりたいことをやるように過ごしていて、今までとはガラリと違って全く干渉することなく好きにやらせてます。

私も今までサッカーで時間を取られていたものが丸々空いてしまったので、友達とたくさん過ごせるようになりました。今ならこーゆー人生もめちゃくちゃ楽しいって思えます。

そうしていると、また息子がサッカーをやりたいと言い出したので、小さなローカル町クラブに入って、今までみたいにストイックではありませんが、本人はサッカーを楽しんでいるようです。

一時は生きがいを失いましたが、今はもう完全に復活。ゆるーいサッカー人生になりましたが、また親子共々頑張っていきたいと思います。