私の評価 ★★★☆☆

 

観客はガラガラでもない、平日にしてはパラパラとですが

いたように思います。

ざっくりと感じたことを言えば、

インドネシアへのオマージュ…とでも言いましょうか、

私はそんな副題を付けたいなと。

タイトルにあるように

海がよく出てくるのですが、

意味合いはよくわからなかったんですが、

明らかに日本のソレとは違う海が出てきて

そこからインドネシアを感じるというか・・・。

 

日本の海って青だったり濃い青?あとグレー?みたいな色ですよね?

インドネシアの(正確にはバンダ・アチェの)

海はエメラルドグリーンのような、沖縄の海を

もう少し透明にした色というか

それでもちょっと泳ぐと、濃ゆい色の海に。

なんか、大陸の海って言えばいいのかな?

わかります?日本の海と(明らかに)違うんですよ~。

だから映画を見てるとその海の感じだけで異国だとわかる。

イイ意味で、ですが。

だから、日本人が日本語を話すシーンももちろんあるのですが

まるで外国映画を見てるみたいな感覚。

もしかしたら、インドネシア人の方からすると

自国の日常を見る感じになるのではないでしょうかねえ。

それを向こうの方が面白く感じていただけるかどうかは

別として、日本人の私には新鮮に映りました。

 

映画全体は、前半、ひたすら退屈な流れ。

(それでも途中からすこーしずつ動きはじめます)

主人公ラウの描き方が若干、説明不足なため

ラウの行動のそのものには、最後まで謎が・・・。

でもあんなにけったいな感じなのに

なぜ作品の中で浮いてないのでしょう(苦笑)

それが(かえって)不思議です。

 

(それ以外を除くと)

異国であるインドネシアの雰囲気を

ある程度、体感できるという・・。

 

普通の家はこんな感じ、肌の色は日本人より濃く、

流行りの歌はこんな感じ、

ヒジャブが当たり前に出てくる、などなど。

インドネシアにかなりアジャストした

雰囲気映画といった感じ。

ごくごく普通の人々が会話して

そこにラウがちょっとしたスパイスを

効かせる=でもそこに深い意味はない、という

感覚映画でございました。

 

 

そして、ここからはDさんファンな私のひとりごとです。

私が邦画を見ることはほとんどありません。

Dさんが私を邦画へ導いてくれるだけ。

(とは言っても私が今年見た映画は

オリエント急行殺人事件のみなんですけどね(;^_^)

 

この映画はDさんがなぜ日本を出て

インドネシアにたどり着いたのかということを

(なぜか)理解できてしまうという。

 

Dさんはいわゆるアレルギー族。

(花粉症に始まりグルテンアレルギーで

日本の調味料にはほとんどに小麦粉が

使用されていて、とにかく食べたくても

食べることができない)

それはほとんど同じ人種で成り立つ日本列島ではけっこう辛い。

人と(極端に)違うことをしづらい国、日本。

今では変わりつつありますが、

インドネシアはもっと他民族。

また、日本人はシャイ(繊細)でもあり

どこまでも空気を読む力が必要となる。

だから異端児にとっては(しまいには)息苦しくなるところも。

それが良(い)い悪いは、別として

10代の後半から親の援助を受けず

自立して生きてきて

我を通さなければ、物事をハッキリと表現しなければ

誤解されてしまう外国で生き続けたDさんの

着地点としては、当然の選択ですね。

 

私自身、外国で生きるなんて選択肢は

これからも全くありえませんが、

もしかしたら、Dさんのように外国で生きたほうが

しっくりくる人が今後は増えるかもしれません。

1つ、日本で生活していて感じるのは

ファーストフードを売る店では

グルテンフリーの商品が大抵置かれるようになっています。

これは、2年後の東京オリンピックに向け

必然的にそうなったのでしょうが、

大きなきっかけはDさんなのかもしれません。