今週の木曜は所外活動でした。


この活動は、協力隊訓練所がある駒ヶ根の社会福祉施設や農家、小学校などで朝から夕方まで丸一日、お手伝いをさせて頂くというもの。

『普段と違う環境でどのように人々と関わりあい、相手の役に立てるかについて実施を通じて考える』というのが狙い。


私が伺ったのは、ある農家。

もう一人の訓練生と二人で、朝からお手伝いをさせて頂きました。


仕事の内容は、干し芋用の芋を洗ったり切ったり。

簡単な作業ではありましたが、やっぱり大変。


寒空の中、屋外での単調作業。

前日茹でて一晩ねかせてあった芋はびっくりするくらい冷たくて、手が凍えてしまいそうでした。


受け入れ先のご夫婦はとても優しく、20年以上も協力隊訓練生の活動を受け入れて下さっているそうで、お茶やお昼の時間には沢山のおいしい手料理をご馳走して下さいました。

おいしかった~

お土産に柿まで頂いて、本当に良くして下さいました。



さて、当初の目的は?

『どのように相手の役に立てるかについて考える』


相手の役に立った???


お手伝いはできました。

他にも畑に沢山落ちていた葉っぱをお掃除したり、シーズンオフになる機械を洗ったり。

初めての環境の中で、自分にできることを探しました。

でもとても「役に立った」と言える程のことでは無いような。


結局のところ、この活動で重要なのは『人との関わり合い』の方なのかなと思いました。

午前中、受け入れ先のご夫婦が見せて下さったのは、今までに受け入れた訓練生からのお礼の色紙。

さすが20年分、すごい量の色紙がありました。

どの色紙も手が込んでいて、感心するばかり。


初めは、「みんな恒例で作ってるのかな~」くらいにしか思いませんでした。

でも中には任国へ赴任後、現地から届いた手紙も多い。

しかも赴任後すぐではなく、一年以上経ってからのものも。


たった二日間の活動でも、自分が一生懸命学ぼうとすれば相手もそれに応じてくれる。

期間がどんなに短くても、それだけの関係が生まれる。


逆に言えば任国で、二年間というどんなに長い時間を過ごしたとしても、自分の積極性や気持ちが欠けていれば、それぐらいの人との関係、そして結果しか得られないんだろうな。


私はこの活動、そんな風に受け止めました。

来週の木曜日には、同じ活動先であと一日活動があります。


貴重な一日、いろんなことを学んできたいと思います^^