私のウツはいつから始まっていたのでしょう。
今となってはわかりませんが、「これはおかしい」と感じたのは
10月1日火曜日朝でした。
朝、最悪の気分で目覚め。もうずっと目覚めが悪い。
しかもここ1年ぐらい、夜中に何度も目覚めていました。
そんなこんなですっきりしないまま身支度をしました。
普段朝食を欠かすことはほとんどない私ですが、
その日は食欲がなく朝食は抜き。
いざ出勤しようとしたら、娘が「いつものあいさつ」をしてくれました。
この「いつものあいさつ」ですが、いつからか始まった、2人の朝の約束です。
手でハートを作ってお互いの肩に「ラブユー」といいながらつけるというもの。
4歳の娘に毎朝パワーをもらいます。これがあるから朝出勤できるぐらいでした。
ところが、その日は娘の「ラブユー」に応えることができませんでした。
どうしてもにっこり笑えない。なんとか口からしぼり出せたのは
「いってきます」だけでした。娘の悲しそうな顔が忘れられません。
そうして家を後にし、学校へ向かいました。(私は小学校の先生です)
だんだん学校が近づいてくると、なぜだかどんどん涙があふれてきました。
特に誰かに何かを言われたわけでもなく、何か悲しいことを考えていたわけでもないのに。
涙があとからあとからあふれてくるため、バイク通勤の私は
「これは危ない」と一度停止し、どんどんあふれてくる涙を
ただただぬぐっていました。周りの人の目が気になりましたが、
出てくる涙を止められません。
ひとしきり泣いたら少し心が落ち着き、また少し進む。
そしてまた涙・・・これを何度か繰り返し、やっと学校に
たどり着きました。校門では校長先生とあと二人先生が
ちょうど出勤してきていました。いつもの私なら挨拶をして
軽い冗談などいいながら一緒に職員室に向かうのですが、
その日は目を合わせることが怖く、あいさつも
蚊のなくような声でしかできませんでした。
つづく