子どもたちは、ラケットを握った時からオリンピックで金メダルを取るという子もいるようですが
殆どはたのしそうだからやってみようかというところからスタートします。
球を打っていて楽しいからまた明日も来ます。明日はもう少し狙った所に打ちたい等、毎回楽しみに来てくれるように
指導者である私は腐心しています。
そうこうしているうち本人はわからないうちにどんどん上達し、たまに見る親は驚きます。
そこから本当の目標設定が始まります。遅くから始めた子は中学校時代には県大会に出場したいとか、早くから始めた子は全国大会に出たいとか
それぞれの目標に合わせ、もしくは一緒に目標設定をしてそれに向かって日々の練習を頑張らせます。
幼稚園児の頃から来ている子で1人特別強いこがいます。彼女は特別な才能があるわけでもなく運動神経の人並み以下で努力を積み重ねて県内トップレベルになりました。
念願の全国大会出場までもう一息です。
問題は彼女を取り巻く環境です。努力を積み重ねてのしあがってきたので、これからも努力をしなければこれ以上勝ち上がることは難しいのですが、ちょっと咳が出た、ちょっと熱がある、疲れている等々、殆ど言い訳にならない理由で本人の意思とは別に休ませています。アスリートになるためには親の意識を変えさせなければならないのですが、そもそも本人がどこまで頑張りたいのか、指導者である私に言うことと家族に言っていることが違っているように思えてなりません。
トップアスリートになるべくここまで頑張ってきたしまだ小学生なのでこれからいくらでも頑張りようがあるのですが、残念ながら今の親の考え方では足を引っ張られるだけで先は難しいです。
指導者としては本人の問題ではなく親の問題で行き詰まってしまう事はとても辛いです。いくら親に言ってもご理解いただけません。
それでも自分が本当に目指している事をはっきりと家族に伝え家族の理解を得なければ、目標を達成することなどあり得ません。
指導者である私がどうこういう事ではなく、自分が本当に目指している事はなにかを家族と共有して頑張ってほしいと思います。
5分歩くと熱が出るから歩かせない、練習場まで歩くと10分かかるからタクシーで行かせる、等々信じられないご発言が多く、それを言うと、
先生、今は昭和でなく平成ですよと開き直られてしまいます。
努力でここまで来たのに、彼女にはとても気の毒です。成長したのちに自分の子どもに自分の二の舞をさせないように願うばかりです。
