My style is unchangeable; | パリジェンヌに憧れてンヌ!

My style is unchangeable;

僕の文章のスタイルはもう何年もこのスタイルである。
文章に限らす、考え方においても同じである。

コロンブスの卵だったりコペルニクス的展開だったりが好きなのだ。

確か高3のときに保健の授業でクラス全員にこんなことを聞いてきた。

もし今自分が、もしくは彼女が妊娠したら産む?堕ろす?
じゃぁ成人(20歳)してからは?


教室の左前から一人ひとりに聞いていき、
教室の右後ろの方だった僕は最後の方だった。

高校生である今子供が出来ても生活できないから堕ろす。
成人したのだから自分の行動に責任も持って産む。
が1番多かった
高校生で産むと答えた人はいなかった。
まぁ、普通はそうだろう。

僕はみんなのそんなありきたりの答えが嫌だった。
それに僕自身は『今子供ができたら産みます。』と本心から言おうと思ってたし。

そう発言するとクラスメイトは勿論、先生も理由に興味津々。

そして僕は答えた。
そして全員が僕の理由に納得した。

全員を論破したようで、こういうのはすごい気持ちいい。

また、同じく高3の夏だったと思う。
某予備校の自習室で、僕はあまりに勉強する気になれなかったので
机に落書きというかエッセイみたいなものを書いた。
テーマは「おっぱい」。

そして、別の日。
前回落書きした机に座ると、僕の落書きの下にこんなことが書いてあった。

「↑これおもしろい。オレも真似して書くわ。」

僕の文章に刺激されて、文章を書きたい輩が出てきたようだ。

それにしても、どこか見覚えのある字体である。
僕はその人の字にどこか懐かしさを感じていた。

一方の彼のエッセイは激しく駄文であった。
オチもなくダラダラ文を書いただけ。
この程度のもので僕の真似をしたと言わないで欲しいと思った。
そして懐かしさを感じた彼の正体は、文章を最後まで読むことではっきりと判明した。

文の最後に確かにこう記されていた。

N.N

彼は中学校の同級生だった。
彼の字は酷く特徴的だったので字だけで誰だかわかる。

Nは持ち前の明るさで学校でも人気者であり、お調子者でもあった。
一方の僕は、中学時代は酷く人見知っていて、仲の良い友達には
色々しゃべってたが、一般的には面白い事を言うキャラとは無縁だった。

昔、ダウンタウンの松本がこんなことを本に書いていた。
「学校で大人しい奴の方の方が絶対におもろい事考えてる」
こんなニュアンスだったと思う。

まさにそれを実感した瞬間だった。
いくらNが学校出人気者でも、所詮あの程度しか頭が回らない。

もっとオレを驚かせる文章を書いてくれよ。

僕はそう思い、机に新作を書きNの返事を待ったが結局返事は返ってこなかった。
この出来事を僕はNに言わずに心の中に閉まっておいた。
Nもまさか僕が書いたとは思ってないのだろう。