アセトン直接塗りでは高い揮発性のため

作業性が悪く、強固な溶着は望めない。

また、

アセテートの細かい削りカスをアセトンで溶かした溶液も

直ぐにアセトンが揮発してしまうため、これも作業性が悪い。


ていうことで

密封性のフタのあるポリプロピレン容器に

アセトンを2cc入れ、そこに米粒大以下のアセテート樹脂片を

5~6個入れて、放置しました。

ゆっくりゆっくりとアセテートは溶けていき、

時々よく振って攪拌し、数日でほとんど溶けた状態になりました。

色は墨汁のような感じ。

ちょっと粘性があるかな?程度になりました。

かなりアセトン比率が高いですが、これくらいでないと。


で、

筆でアセトン溶液を接着面に乗せるような感じで盛り、アセテート樹脂同士を

溶着させてみました。

 

一分くらいは微妙な位置変更は可能な感じですね。

アセテート片を0.5mm程度は後で動かすことはできます。


作業性に問題はないですね。

接着を急ぐのではなく、逆にある程度時間を掛けて

アセトン溶液を接着面に馴染ませてから

グッと押し付けた方が良いかもです。

 
マスキングテープを貼って、その上にハミ出たのはどうなるかも

試してみました。


半日たって、マスキングテープを外してみました。

 

破れることなく、また、アセテート樹脂に接着することなく

マスキングテープを剥がせました。

良し良し (^O^)

で、肝心の接着強度ですが、

「うーーーーん、ポキっ」って感じですかね?

断面はこんな感じ?

 

正直、普通の接着剤と変わらん感じですな (´・_・`)

全然、強力じゃないですね。

少なくとも、市販のサングラスの溶着レベルではない (;´д`)

残念。

いくらネットで探しても、アセトンによるアセテート溶着が引っかかってこないのは

やっぱ上手くいかないからでしょうね (´・ω・`)