昨日はセナの命日だったんですよね。

もう20年ですか・・・。

今までを振り返っても、私の人生で一番影響を受けた人物でした。

なぜだか今でもわかりませんが、リッチーでもなく、イングヴェイでもない、

セナですね。セナ。


セナが活躍していた頃、私も若かったので

セナに対して物凄く嫉妬していました、恥ずかしながら。

「なんでコイツこんなに速いんだよ!」

「そこまでして勝ちたいのかよ!」

「ホンダで鈴鹿でセナがぶっちぎりかよ!出来すぎだろ!」

とか。

だからプロストを無理やり応援してたんですよね、馬鹿だったなぁ。

で、セナが事故死して、その時やっと私も素直になれた。

あぁ、私って本当にセナのことが好きだったんだ、と。


今でもYouTubeであの事故の映像とか、今宮さんたちの泣きながらの放送や

その次のGPの放送のエンディングテーマの、セナを偲ぶナレーション

なんか観てしまったら号泣ですね。


本田宗一郎、ホンダ、マクラーレン、鈴鹿、そしてセナ。

奇跡のパッケージ。


そしてセナの人間性。

危険なドライバーと揶揄されたこともしばしば。

天才ゆえのエゴと弱さ。

そんなマイナス面を吹き飛ばす、才能と繊細さ。

非常に魅力的な人でした。


忘れられないのは、TVでとんねるずとカート対決に、セナが出演したんですよね。

で、アイルトン・タカに負けそうになったセナはズルして勝っちゃいました。

おいおい~って感じで最後に一言って時に、

セナは真剣に、カートを通じてブラジルの貧困に対する支援をしたいだの

マジ話を延々続けて、タカ困惑、みたいな。


そして、これも忘れられないな。

シューがセナの優勝回数に並んだときの記者会見でのシューの号泣。

シューは絶対、自分がセナを追い込んだんだって思ってた。

シューは十字架を背負ったんだ。

セナを知らずに途中からシューを観た人にはわからないでしょうね。

セナファンはシューのことを悪く言わない。

今、シューの状態が芳しくない。

人生っていうか、運命っていうか、残酷だよね。