4つの輪しか開かなかった開会式から

最後に5つの輪を開かせる苦労?を表現して閉会した

ソチオリンピック。

日本はメダル数で言えば、長野に次ぐ8個のメダルで大健闘、

国外冬季オリンピック最多だったとか。


私が個人的に印象深かったのは、

前半は、あの今年女子ジャンプWカップ13戦10勝で無双していた

高梨選手がまさかの4位と、

モーグルの上村愛子選手の、もうちょっとで銅の

惜しい4位かな。

片や初々しい17歳、片や五輪5回出場の大ベテラン。

それぞれドラマがありましたね。


後半は、やはり葛西選手の銀メダルと

ジャンプ団体の銅メダルですね。

あと、金メダルの羽生選手のSP至上最高得点かな。

震災を受けて苦労されたのに、よく頑張りましたよねぇ。

素晴らしい。


で、締めはやっぱり浅田真央選手。

今朝もTVニュースでフリーの演技全編をやっていたので

正座して観てました。

得点を稼ぐ戦略で、リスクや挑戦を避ける選手が多い中、

真央ちゃんはトリプルアクセルを含む8トリプルを見事成功させ、

プルシェンコら名スケーターらが「ファイター」と称して絶賛した

あのフリーの演技は、

「こんな素晴らしいものを観れて、生きてて良かった」

と心底思いました。


私は始め、真央ちゃんは今回金メダルは正直キビシイ、

なんかロシアにリプニツカヤっちゅーカワイコちゃんも出てきたし、

ひょっとしたら銅メダルかな、なんて

恥ずかしいことにメダルの色ばっかり気にしていましたね。

真央ちゃんはSP苦手だから、バンクーバーの悔しさから

気負って6位くらいかもな。

でも得意のフリーで挽回するけど、地元ロシアの選手は有利だから

3位がやっとかも、なんて。


記事にもしましたが、

朝にネットでSPで16位だったと見たときは愕然としました。

とても怖くて映像を見れませんでした。

昼に心を落ち着かせてからTVニュースを観たのですが、

真央ちゃんがインタビューで

「何もわからないです」って弱々しく言ったとき、

もうこの世の終わりのような心境になりました。


そして、お姉さんから愛のお叱りを受けて次の日には

あの伝説になるであろうフリーの演技です。

ホンマ、メダルなんてどーでも良くなるくらいの

アスリートの尊い精神と肉体を拝ませていただきました。

日本が、世界が泣いた。

まさかこんなドラマが待っていようとは。


当然、エキシビジョンも招待され、終始楽しそうでしたね。

ロシアではもちろん金メダルの選手が一番の話題だったでしょうが、

真央ちゃんも負けないくらい賞賛されていて嬉しかったですね。

特に、以前コーチをしていて、今回も振り付けをしていた

タラソワさんが、ロシアのTV実況解説していて

真央ちゃんのフリー演技中に頑張れ、とか解説途中から泣いたとか、

ロシアのTVででっせ!?

こんな嬉しいことはないですよね。

そもそも真央ちゃんが世界一だとずっと評価してくれていて、

ホント、この方にはお世話になりっぱなしですね。


ともかく、予想だにしなかったドラマに

生きる喜びを感じました。

今のところ、私の2014年のスポーツランキング第一位確定です。