自慢の自作コンポストラトですが、

別に完璧ではなく、少々欠点があります。


その一つに、3弦開放音に雑味が多いことです。

「ビィーン」って鳴っちゃうんですよね。

それに3弦5フレットのハーモニクスが波打っちゃいます。

アメスペもよく聴くと、3弦開放音に雑味が少々有り、

3弦5フレットのハーモニクスも少々波打つんですが、

明らかに自作ストラトは明白にビィーンって感じ。


私の経験上、原因はナットにあります。

ナットもバッチリ付けたはずなんですがねぇ。


そこでナット装着をやり直してみることにしました。


改めてナットの底を見てみるとビックリ。

ロッドを内包してるローズ?の一部が露出していました。

最初にナット付けたときは気にしていませんでした(笑)

 

うーん、こういうのってあまり見かけませんねぇ。

これが原因なのかなぁ?


Musikcraftでオーダーされるなら、知っとったほうが良いですね。

ちなみに溝の形態はストレートで、アールなしです。

アール付けたらこうならないのかな?


それに、このローズ?のところには小さな穴や段差がありますねぇ。

 

これを例えば、パテやタイトボンドで埋めようとしたら

たぶん失敗しそうなので、止めました(笑)

それにTUSQのナットの底面には元から穴が2箇所あるし。

少々の穴は原因には成らんでしょうね。

全体的な密着度が大事なような気がします。

ただ、ヤスリで丁寧にキレイにしておきました。


普通は瞬間接着剤でナットを留めるんですが

私は何もつけないで、ナットを少々きつめにしてそのまま固定しています。

付けるならタイトボンドが良いって話です。


じゃぁ、今回はどう改善したわけ?になりますが。

まぁ、指板側のナット底面と、ナット自体をできるだけ滑らかに研磨した

ってくらいですかね。

指板側は#320で、、ナット自体は#1200まで研磨しました。

そしてアルコールでキレイにクリーニングしました。

こういう細かな作業が大事なのかなって思います。


そして

ナットの溝の深さなんですが、

TUSQの溝は結構深いんですよね。

 

特にプレーン弦のところは深い。


溝の深さは浅いほうが良いって話なので、

今まで触らなかったナット上面も研磨しました。

こんな感じです。

 

巻弦は、巻弦の上端が溝からはみ出るくらい。

プレーン弦は、弦と溝が同じ高さくらいにしました。


で、3弦開放音の「ビィーン」はどうなったでしょうか?

ええ、明らかに改善しました。

でもちょっとだけで、完全に消えたわけではありません。

明らかにちょっとはマシになった、というべきか?

これ以上は無理っすね。

こんくらいにしておきますわ。