まず、LED点灯回路を組み立てました。

真空管ソケットに安定して設置するため、

ユニバーサル基板の小片を使いました。

エフェクター自作のテクニックですね。


LEDのプラス側に470Ω 1/2Wの抵抗を繋ぎ、

そしてLEDと並列に逆方向でダイオード 1N4007を繋いだだけですが。

電源はヒーター(6.3V)からとります。


なぜ、逆方向でダイオードを繋いだのでしょうか?

無くても良いらしいけど

ヒーターは交流回路なのでLEDには逆電位がかかるそうで

LED保護のために逆向きのダイオードがあった方が良いとか。

他にも何通りかLEDの繋げ方があるみたいですが

今回はこれでいきます。

これをヒーターのラインに繋げます。

パイロットランプの代わりにブルーのLEDを点灯させ、

真空管を光す算段です。


ていうか、LED一つ光らせるのにカナーリの下調べをしました。

抵抗値はどれくらいが良いのか、とか全然わからなかったし。

  

これを出力管ソケットに、抵抗とダイオードの足で支えます。

とりあえず、真空管3本のうち1本のみ光らせてみます。

  

18AWGのテフロン被膜 銀メッキ線でヒーター線を引きます。

基本に忠実に従い、撚って立たせます。

この18AWGがかなり太く、テフロン被膜も硬いので苦労しました。

  

ヒーターは電源トランスの6.3Vと0Vから引きますが

同時にそれぞれの端子から100Ω 1/2Wの抵抗を介してシャーシにアースを落とします。

これをハムバランサーと言うそうです。

Gretaにもついてました。

  

これが全体像ですね。

  

100Vの電源ラインはこんな感じです。

【投資ポイント】
電源スイッチはCaling社のモノを使います。

コレが490円!?たけー!!


テスター買ったので通電テストしてわかったんですが、

このスイッチって端子とトグルの倒れる側が同じなんですよね。

安いスイッチって、端子とトグルの倒れる側が反対なんですけど。


ACインレットのEは最短距離でシャーシにアースします。

ACインレットのLからヒューズ、電源スイッチを介して

トランスの100Vに配線します。

トランスの0VからはACインレットのNに繋ぎます。

こういう配線にすると、ヒューズがスイッチもトランスも守ってくれます。

ヒューズは2Aにしました。

低出力アンプの場合、だいたい2Aになってます。

大出力アンプの場合、1Aがほとんどですね。

  

配線終了です。

 

LED点灯 + ヒーター確認テスト用に、安い真空管を刺してみます。

なかなか様になってますね!

  

ドキドキしながらコンセントを刺してみます。

スイッチオン!

やったー!

真空管がLEDで青く照射され、そしてヒーターも作動して

オレンジ色の点灯も見えます!

大成功です!

  

これが実態配線図ですね。

ここは基本パターンなので、もう弄ることはないでしょう。