はやくもVer.3です。


どうも音が気に入らない。

オレンジドロップの現行品である715Pは、

アンプではなかなかの人気であります。

しかし、なんかストラトの内部配線と同じで、

中域がブリブリしていて良いのですが

音がありきたりで、深みや奥行きがないんですよねぇ。

そして抵抗が全て金属皮膜だからなのか、

音が固い。。。

やはり、ビンテージパーツの力を借りねばならないようです。


ベークライト板も綺麗に一新して挑みました。

 
 

まず、結合コンデンサーに

ストラト内部配線でお気に入りのコーネルダブラー

PM グリーニー 0.056uFと

BIANCH マスタード 0.047uFの導入です。

おそらくマスタード2発が良いんでしょうが

お遊びでグリーニー投入です。
 
いやぁ、迫力のデカさですな(笑)

そして、

信号のメインストリートにある100Kと2K2の抵抗には(右上)

天下のアーレン・ブラッドレーを奢りました!

ていっても、高いので1/4Wで(笑)

下の方の電源周辺の抵抗は、TAKMANのカーボンフィルム

REX “PINK”を投入です。

これで全抵抗の半分をカーボン系としました。


小ワザとして、左上のカソードの電解コンデンサのひとつを

ニチコン ファインゴールドに変更。

これは特に理由はなく、使ってみたかっただけ(笑)

全体の色のコーディネートとして。

そして配線材もなるべくビンテージLenz単線を使用。

単線の方が優しい音が出る、ていうことで。


そしてC28を、ニチコンSMGの22uF 350V から、

同じくSMG 47uF 350Vに変更。

これも特にこだわりはなく、リップルフィルターとしての安定性をちょっと狙っただけです。

ギターアンプにはギリギリの低い定数がいいらしいですが、

まぁ家用の低音量アンプなので安定性を重視しました。


いやぁ、なかなかまとまったレイアウトだと自画自賛。

 

ついでに

可変抵抗器を変更。

ボリュームの方は、ストラトでCTSカスタムが良かったので

なんとか導入したくて、レスポール用のロングシャフトを買った。

これはギター用なので大丈夫か心配だったのだが

(ギター用とアンプ用ポットの違いがわからなかった)

心配は的中し、音出しすると盛大にノイズが乗ってきた。

ギター用は、例えばスイッチクラフトのジャックのように

シャシーにアースされるような構造になっていて

アンプ用は、まさにCliffのジャックのように絶縁されているのだ!

というのが後からわかったんです。

またパーツを無駄にしてしまった・・・。

おとなしく純正のAlphaに戻す。

そして

マスターには東京コスモスの1MΩを導入。

いろんなアンプのマスターの可変抵抗器の定数は1MΩになっているので

試してみた。

これはギターの内部配線と同じで、ハムバッカーには高音強調の500KΩ

ストラトのシングルには250KΩで高音を抑える

というのと同じでした。

つまり、1MΩでは高音寄りになってバランスが崩れたので

これも元の500KΩのAiphaに戻し、またまた無駄使いになった、、、。

(続く)