さて

プリアンプ部だけハンドワイアード化するためには

基盤のプリアンプ部だけ取り出さねばなりません。

私が考えるベストの方法は、2つの10uFの電解コンデンサー(C4, C28)のちょうど真ん中で

基盤をカットする方法です。

以下の画像では赤線のところで、ここでカットすれば

配線20と21を分断することなく、0(=アース)のみの分断で

ちょうどプリアンプ部を取り出せます。

これが被害が一番少なく、後戻りもしやすいです。

 

点線で切ってC4もプリアンプ部に取り込む方法もありますが

その場合、C4のプラス側を配線20に繋げることになります。

次に、

配線21と17(WJ21, WJ17)を切ります。

WJ20は保存します。

 

そしてルーターで切り込みを入れていきます。 

 

分離します!

 
 
グルーがついてるから削りにくかったですね。

ちょっとC4を傷つけましたが、分離成功です。

電解コンデンサは破壊しないように気をつけましょう。


プリアンプ部じゃ無いほうの裏を見てみましょう。

配線20の走行は保存され、0(アース)のみ分断できています。

 
 
 


プリアンプ部ですが、ジャック基盤からポットへ伸びるシールド線を、

ポットから切断し、

 

真空管ソケットからの配線(12AX7はWJ3, 4, 5, 9, 10, 11,  12AT7はWJ12, 13)

を切断すれば、

 

プリアンプ部 + 入力ジャック(+ 基盤 +AUX IN)摘出成功です!

 
 

シャーシ側はスッキリです!

 
 
 配線20につながる電解コンデンサC4を交換しときましょう。

日本ケミコンのSMG 22uF 350Vです。

  
 
これで安心です。

裏は、

  
 
ポイント配線しときました(笑)

気休めですが。

(続く)