6. その他
真空管にはパワー管、プリ管以外に整流管っつーのがある。
いまの小型チューブアンプにはほとんど見掛けない。
安いダイオードで代用されている。
この整流管を使えば音がちょっと良いらしい。
小型チューブアンプは大体出力が5W以下である。
それはパワー管1本だからだ。
回路もシンプルで、通常シングル(エンド)と言われている。
また、A級動作回路に分類されるが、よくわからん。
とにかく、
小型チューブアンプは
プリ管1本(2本ならGain・Masterコントロールが多い)、
パワー管1本(EL84か6V6)の
シングルA級動作回路と思えばいいわけだ。
AC4TVもChampion600もこれに入る。
Blackster HT-1Rはちょっと変わっていて、
12AU7のプッシュプルになっている。
オーディオアンプの世界ではメジャーのプッシュプル回路、
オールドギターアンプのメジャーもプッシュプル。
2本のパワー管使用で出力倍増らしいのだが
双極管である12AU7は1本でプッシュプル回路になるらしい。
しかし出力は1から2W程度なのでよくわからない。
ただありきたりのシングルよりプッシュプルの方が
なんか魅力的に見えますね。
とまぁ、こんだけの知識で充分改造できます(私はしました)。
ここらへんが素人のおっさんが改造するのに適した範疇だろうと思う。
まぁ、結局はフェンダーチャンプ 5F1回路 自作への道となるのです。
アンプの世界、改造のゴールは自作になっちゃうんですが、
途中経過には必ずチャンプを通ることになっちゃうんですね。
私もチャンプ自作キットを探したり眺めたりしてたんですが、
買う前に飽きちゃいました(笑)
なんかみんな作っちゃうんじゃつまんねーなーって感じ。
そして、
自作の前に重要なキーワードがある。
そう、 「ハンドワイヤード」 「ポイント トゥ ポイント」 だ!
つまり、生産的に合理的な基盤じゃ太い音はでねーよ!
って感じです。
まずはコレでしょうよ。
(続く)