ウェスタンエレクトリック社の配線材は、物凄く種類があって

年代によっても仕様が違うからワケわかりません。

諸先輩方のブログなどのレビューとかを観てみても、

結局は一つ一つ試してかないといけないようです。

それにすべてウェスタンエレクトリックの配線材を使えば良いって

ワケでもなさそう。

奥が深い・・・。


とりあえず、シンプルな傾向として、

1. 単線は音抜けがよく、音の立ち上がりが良い

2. 材が太いと音が太くなるが、ストラトには太けりゃ良いってことはないらしい
  24~20AWGが良い

3. エナメル被覆が良いらしい、でも錫メッキ線は音が硬い

4. Lenz、Holyokeやギャビットといった他社配線材と組み合わせるのが良い

5. 1950年代のが良いが、ストラトには音が硬い?

6. コンデンサほど音の変化はでない

ということで、

試しに2種類ほど買ってみました。


① 年代不明 22AWG 単線 銅線-ブラックエナメル-絹-布巻き

② 年代不明 20AWG 単線 銅線-ブラックエナメル-絹-布巻き


で、

手にしてまず驚いたことは、固い!

布巻きの部分が固いのかな?ギュって締まっています。

乱暴にするとすぐ中折れするらしい。

よって布皮膜を剥くのはちょっと手間。


次に、絹の皮膜が出てきますが、これが凄く繊細に巻かれていましたね。

なんか凄く丁寧に作られていますねぇ。

こりゃオタク心をくすぐられるのも無理はない。

これはカッターで簡単に剥けます。


次に、ブラックエナメル皮膜です。

これをカッターでシャカシャカ削ります。

ん?22AWGの方はメッキ層があるぞ・・・買った店では

錫メッキとは書いてなかったのに・・・。

錫メッキをカッターでさらにシャカシャカすると銅線が出てきました。


こりゃーすげー手間ですね。配線の準備だけでも相当時間がかかります。

そして、いざハンダを乗せようとすると

うわっ、ノリ悪っ!

太い単線なんで熱入れが難しい。


なかなか手強いですねぇ、ビンテージ配線材。

さすがマニアックな世界だわ・・・。

(続く)