ある時を境に、フェンダーメキシコの3弦の開放音が「ウワンウワン」うねりだしました。

物凄いウネリです。

オクターブ調整中だったんですが、まったくオクターブチューニングができない。

サドルをどこに移動しても、まったく合わなくなりました。

これはいったい、どうしたものか・・・。

原因をあれこれ考えてみると、今何をやっていたかというと、

ちょうどRaw Vintageのスプリングを手に入れたので、

手持ちのストラトに試していたんですね。

それでごっちゃになって、結果的にノーマル3本の中にRaw Vintageのスプリングが1本

混ざっていたんです・・・。

Raw Vintageのスプリングの解説書には、ノーマルと混ぜてもイイよって書いてあるんですが、

皆さん、どうされてますかね?

とにかく、私のストラトでは、3弦開放で、どうしようもないウネリが発生してしまいました。


そこでネットで調べたんですが、意外とウネリに関しての記載がほとんどない。

「ウネリの原因のほとんどは弦の捻じれ」

「ナットがフィットしていないと変な倍音が出る」

「ナットのフィットをおろそかにしたら、1弦にウネリが出た」

というのを見つけました。

それと、普通でも3弦開放音は若干うねっていることが多いらしい。

確かにメキシコスタンダードもアメスペも、3弦開放音がほんの少しうねっている。

他の弦にウネリはない。


さて、フェンダージャパンのナットを交換して以来、3弦のウネリが目立つようになった。

もう3弦開放音は汚く濁り、ハーモニクス音ではサイレンのようだ。

さらに歪ますともっと強調されてしまう・・・悲しい。

でもチューニングもオクターブも合う。

もうナットは弄りたくない。

そこでスプリングに目を付けてみた。

純正スプリングは、一本一本で硬さ(張力)に差があると思う。

まぁ手でねじってみただけの感覚だが、明らかに硬いモノと柔らかいモノがある。

手持ちのスプリングで硬いモノの組み合わせや、柔らかいモノだけとか

色々フェンダージャパンに装着して、3弦のウネリ具合を見てみたら、

やっぱり硬さが不揃いだと、ウネリが大きい。

硬さをそろえると、ウネリが減ります。

スプリングって本当に大事なんだな、って改めて思いました。


最終的に、

ナットのフィットがイマイチのためにフェンダージャパンの3弦にウネリ生じ、

これがスプリング間の張力の差によって増幅されてしまう

と思われました。

そして、Raw Vintageのスプリング4本掛けで、ウネリは気にならないレベルに落ち着きました。

これは「スプリングは柔らかい方が良い」が正解なのかどうかはわかりません。

とにかく、買ったRaw Vintageのスプリングはフェンダージャパンに固定となりました。