通常ではない、臨時収入が入りました。

こういうことは業務上、めったとないことです。

なんとか妻に奪われることなく、小遣いにしちゃいました。

買いましたよ、憧れのフェンダーUSA!

アメリカンスペシャルという、アメリカンスタンダードの下位機種です。

定価は15万ですが、半額で買えました!

ありがとう円高!

この機種はマイナーで、これまた情報が少なくて心配でしたが、

ピックアップが、あのテキサススペシャルっつーことで、アメリカンスタンダードより音が良いって言う人も少なからずいます。

アメスタの場合、普通過ぎてつまらんって言う人が結構いますね。


一番の特徴はラージヘッドでしょう。

初のラージヘッドですが、なかなか良いですね。

トラスロッドが飛び出してるタイプがカッコイイんですが、そうではありませんでした。

もう一つの特徴は、ジャンボフレットなんですが、これはイマイチでしたね。

ミディアムジャンボとそう弾き易さは変わらず、やはりコード抑える時にピッチが上がっちゃうのを気をつけなければなりません。

そして、トーンがリアに効くようになっています。でもなぜかセンターには効かない配線。

不思議だ。

ただリアにトーンを効かせると、あの金属音っぽいのがマイルドになって正解です。

素晴らしい!

あと、結構小傷だらけでしたねぇ、、、さすがはUSA製!

ナットの溝切りが甘く、チューニングが不安定なのと、チューニングやチョーキング時にナットからピキッっと音が鳴るため、楽器屋に泣く泣く調整を頼みました。

ナットとフレットは、素人は触っちゃいけません。

さて、3ピースのアルダーボディは、やはりフェンダージャパンのバスウッドと違うのはもちろん、メキシコスタンダードと比べても「良い木を使ってるな、やっぱり違うな」って感じです。

生音の音量はさほどではなく、「良」って感じです。しかし各領域のバランスがとても良い。

ボディ鳴りは良くわかりませんが、適度に弦の振動をボディが吸収して響いている感じ がします。

この「適度」が良い感じ。

メキシコスタンダードの場合、弦の振動が重いボディの中へ底なし沼のように吸い込まれていく感じがします。

肝心の音は、とても良いですね。

評判通り、ミドルの塊によって、音が太いです。音質も良い。

これは万人が好むような音で、とても良い基準となりそうです。

しかし、

はっきり言うと、私の好みの音ではありませんでした。

「ストラトらしくない」とおっしゃる人がいますが、私もそう思いましたね。

良い音だけど、私がイメージする「ストラトの良い音」ではありませんでした。

ブルーズには良いかもしれませんが、ロックにはどうかな?


そこで考えたのが、まず、私の「良い音」基準に達しているこのアメスペからモディファイして、

良い音の基準をさらに上げてから、メキシコスタンダードのモディファイに取り掛かろうと計画しました。

ピックアップとサーキットは弄らず、それ以外のパーツによってどれだけこの良い音をもっと上げられるか、つまりはブリッジ周辺のパーツ交換によってどれだけ音質を上げれるか、の良い判断となりそうです。