さて、本題に入りましょう。
配線を工夫して、ポット裏へのハンダを減らすことです。
ポット裏への配線はすべてアース線です。
まず、昔から変わらない典型的なポット裏アース配線を示します。

ポット裏へのアース線はボリュームポットに集中しています。
・ネック、センター、ブリッジ側ピックアップからそれぞれ3本
・スプリングハンガーへ1本
・グラウンド(ボディ本体)へ1本
・ジャックから一本
・ボリュームポットのアース端子先端とポット裏の接合
・ネック側ピックアップのトーンポット裏から1本
の計8本
そして、ネック側ピックアップのトーンポット裏は、
・コンデンサのアース脚の1本
・ボリュームポット裏へ1本
・センターピックアップのトーンポット裏から1本
の計3本
最後に、センターピックアップのトーンポット裏は、
・フロントピックアップのトーンポット裏へ1本
の合計12か所、アース線をポット裏へハンダ付けしなければなりません。
電気回路に素人な私からすると、とても効率が良いように思えないのですが、昔から変わっていないようですし、皆さんも結構忠実にこの配線パターンを守ってるようです。
私のフェンダージャパンストラトは、キャビティに導電塗料は塗られていなくて、グラウンドへのアース線がありませんでした。
フェンダーUSAのビンテージもそうだったそうです。
アースはグラウンドに落とさず、またポット間をアース線で繋がず、各ポットから直接ピックガード裏でポットやセレクター周囲に貼られてあるアルミ箔に落としていたそうです。
だからアルミ箔が古くなると伝導率が落ちて、トーンが効かなくなるトラブルが発生したそうです。
私も配線をあれこれいじっているとき、トーンがまったく効かなくなる現象がありました。
その時にいろいろ調べたら、アースが大事ってことがわかりました。
まぁ私の場合、コンデンサが壊れていたんですが(高かったのに・・・)
さて、12か所のアース線ハンダ付けを極力減らすアイデアを示します。
まず、ヴォリュームポット裏に端子をハンダ付けします(1)
ピックアップからのアースはまとめて端子に「固定」します。
ハンダ付けしません。
次に、ネック側トーンポット裏にも端子をハンダ付けします(2)
この端子に直接、ヴォリュームポットとセンター側トーンポットからのアース線をハンダ付けします。
ポット裏へハンダ付けは困難ですが、ポット裏へ乗っけたパーツへのハンダ付けは難しくありません。
コンデンサーのアース脚はこの端子に「固定」します。
これら「固定」が大事で、後でピックアップやコンデンサを替えたいときに、非常に作業が楽になります。
さっき言ったように、トーンが効かなかったときにコンデンサを替えたんですが、簡単に出来ました。
後はセンターピックアップのトーンポット裏のアース線を1か所(3)
最後に、
グラウンドに一本のみアース線を取り、
そしてネック側ピックアップトーン裏からのアースの
これら2本をヴォリュームポットのアース端子の方にハンダ付けします。
そしてアース端子を折り曲げてポット裏にハンダ付けします(4)
よって、
ポット裏へ直接ハンダ付けは たった4か所のみ でいいようになりました。
グラウンドへ落とすアースのラグを、不要になったカモメ型ストリングガイドを使用し、これをアースの分岐点とし、ジャックとスプリングハンガーへのアース線を繋ぎます。
いかがでしょう?
もうこれで音出ししてますので結果から言うと、ちゃんと良い音も出てますし、ノイズも増えたように思われませんでしたので、成功したと私は思っています。
端子など詳細と、実際のハンダ付け作業の順番などを、次回から画像付きで説明していきます。
配線を工夫して、ポット裏へのハンダを減らすことです。
ポット裏への配線はすべてアース線です。
まず、昔から変わらない典型的なポット裏アース配線を示します。

ポット裏へのアース線はボリュームポットに集中しています。
・ネック、センター、ブリッジ側ピックアップからそれぞれ3本
・スプリングハンガーへ1本
・グラウンド(ボディ本体)へ1本
・ジャックから一本
・ボリュームポットのアース端子先端とポット裏の接合
・ネック側ピックアップのトーンポット裏から1本
の計8本
そして、ネック側ピックアップのトーンポット裏は、
・コンデンサのアース脚の1本
・ボリュームポット裏へ1本
・センターピックアップのトーンポット裏から1本
の計3本
最後に、センターピックアップのトーンポット裏は、
・フロントピックアップのトーンポット裏へ1本
の合計12か所、アース線をポット裏へハンダ付けしなければなりません。
電気回路に素人な私からすると、とても効率が良いように思えないのですが、昔から変わっていないようですし、皆さんも結構忠実にこの配線パターンを守ってるようです。
私のフェンダージャパンストラトは、キャビティに導電塗料は塗られていなくて、グラウンドへのアース線がありませんでした。
フェンダーUSAのビンテージもそうだったそうです。
アースはグラウンドに落とさず、またポット間をアース線で繋がず、各ポットから直接ピックガード裏でポットやセレクター周囲に貼られてあるアルミ箔に落としていたそうです。
だからアルミ箔が古くなると伝導率が落ちて、トーンが効かなくなるトラブルが発生したそうです。
私も配線をあれこれいじっているとき、トーンがまったく効かなくなる現象がありました。
その時にいろいろ調べたら、アースが大事ってことがわかりました。
まぁ私の場合、コンデンサが壊れていたんですが(高かったのに・・・)

さて、12か所のアース線ハンダ付けを極力減らすアイデアを示します。

まず、ヴォリュームポット裏に端子をハンダ付けします(1)
ピックアップからのアースはまとめて端子に「固定」します。
ハンダ付けしません。
次に、ネック側トーンポット裏にも端子をハンダ付けします(2)
この端子に直接、ヴォリュームポットとセンター側トーンポットからのアース線をハンダ付けします。
ポット裏へハンダ付けは困難ですが、ポット裏へ乗っけたパーツへのハンダ付けは難しくありません。
コンデンサーのアース脚はこの端子に「固定」します。
これら「固定」が大事で、後でピックアップやコンデンサを替えたいときに、非常に作業が楽になります。
さっき言ったように、トーンが効かなかったときにコンデンサを替えたんですが、簡単に出来ました。
後はセンターピックアップのトーンポット裏のアース線を1か所(3)
最後に、
グラウンドに一本のみアース線を取り、
そしてネック側ピックアップトーン裏からのアースの
これら2本をヴォリュームポットのアース端子の方にハンダ付けします。
そしてアース端子を折り曲げてポット裏にハンダ付けします(4)
よって、
ポット裏へ直接ハンダ付けは たった4か所のみ でいいようになりました。
グラウンドへ落とすアースのラグを、不要になったカモメ型ストリングガイドを使用し、これをアースの分岐点とし、ジャックとスプリングハンガーへのアース線を繋ぎます。
いかがでしょう?
もうこれで音出ししてますので結果から言うと、ちゃんと良い音も出てますし、ノイズも増えたように思われませんでしたので、成功したと私は思っています。
端子など詳細と、実際のハンダ付け作業の順番などを、次回から画像付きで説明していきます。