ストラトもコストダウンによって、サーキットのパーツも安いモノが使われているようです。

ネットでも、ポットやコンデンサー、配線を一新したら音が良くなった、音抜けが良くなったとの報告が多々あります。

私も、まずはピックアップ交換するためには古いハンダを除去して配線を外さねばならないことから始まりました。

結構そのハンダがイモイモで、がっつり付いていたので除去に苦労しました。今でもそうですが。

いくら80Wのハンダゴテを「面」で押し付けて熱を加える表面積を増やそうとしても、なかなかハンダは溶けません。

溶けても少量で、ハンダ吸収線に浸透せず、逆に吸収線がハンダにくっついてしまいます。

こうなったら悲惨で、一つのハンダを除去するのに一時間くらいかかり、熱でピックガードが変形してしまったこともありました。

でもポットは壊れませんでしたね。意外と強靭です。

そういう時は、可能ならまず、ハサミで配線材を切ってしまいましょう。

配線材が短くて切りたくないのなら、ハンダと配線材の先端の間をニッパーで切るか、ノミのような先端のとがった工具で剥がしましょう。

そうしてからポット裏のハンダ除去に集中しましょう。

ポット裏に乗っているハンダの量が少なく、また薄いほど溶けやすいのです。

なるべくハンダゴテを使わずにノミで剥がしたり、ヤスリで削ったりして、ハンダ吸収線で除去するにしても過剰な熱を加えないようにすることが大事だと思いました。

だから良いニッパーを用意することが必要です。

腕がなければ良い工具。基本です。

また、ポットをピックガードに付けたまま作業、に拘らず、強く力や熱がかかるときは外して作業することも考慮しましょう。