

自分でヤスリで削りました

塗装も自分で

想像以上に簡単に出来ます。
100円ショップで売っているヤスリ数種で削るだけなら3時間くらい。
ヤスリは半丸が基本のようですが、私の場合、丸が使い勝手が良かったです。
後から考えても丸だけでいけると思います。
削った後はサンドペーパーで仕上げました。
フレットのマスキングはテープだけでOKです。
恥ずかしい話ですが、
ヴィンテージフレットのこのギターを弾きこなすのに限界を感じ、
当時高校生の私は、小学生時代に使っていた彫刻刀を引っ張り出してきて
指板を彫りました・・・

当然うまくいかず、醜い彫痕を残して途中で挫折・・・

しかも塗装もしなかったから、そこだけ黒くなってしまった・・・

ホント、なんでそこまで馬鹿だったんだろう・・・。
このギターをある意味「ダメ」にしてしまいました。
よって自分のせいで、このギターを心底好きになれなかった想い出があります。
今回、思い切ってヤスリで削ってみて大正解でした

彫刻刀で削った痕を消すために、思った以上に深いスキャロップになりましたが
まぁ満足のいく結果となりました。
しかし、スキャロップにするかどうかは皆さん、良く考えましょう。
リッチー師匠も「素人が安易にやるとギターをダメにする」と言っておられますし、
何よりも「ギターの音の決定に、ネックは非常に多くのウェイトを占めている」からです。
メリットは速弾きやチョーキングがしやすくなるくらいで、
音質の低下だけでなく、色んなデメリットが生じる可能性があります。
私の場合、このギターを「自分が愛情もって使うために復活させる」には必須でした。
いくらジャパンヴィンテージだろうとも、音質が低下しようが、私には必要だったのです。