◆ 就職の面接官はあなたのここを見ている。


私は、上場企業の役員をしていましたが、採用の面接も任務の一つでした。人事部が整理した資料を見ながら、新卒・中途採用を問わず何人も面接してきました。

人事部の担当者から、採用基準などの説明がありますが、経営を担当する役員とは少し判断基準が違うように思います。


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1.意思の強さ。

    企業の選択などの説明を一所懸命してくれますが、内容はほとんど問題にしていません。

    声や表情、実際に経験したことなどから、自分の意思で行動できそうかどうかを、感覚で察知して

    います。

    声は、少し顎を引いて腹から出ていると意思が強いと判断します。


2.礼儀の習慣があるか。

    ビジネスの細かい礼儀は入社してから教えればいいと思っています。しかし、気配りの習慣は日常

    の中で現れてくると考えています。

    面接の緊張感は分かっていますので、少々の戸惑いや間違いはあるものと思っています。

    その中でも、同席している人への気配り、面接している人への尊敬、案内をしている人事課の社員

    への配慮などはそれとなく分かります。


3.丁寧な仕事ぶり。

    履歴書などの資料は、結構チェックします。字は丁寧かどうかを見ます。きれいかどうかは昨今は

    期待していません。

    履歴や成績などの資料では、何かを一所懸命やった経験があるかどうかを判断します。何でもい

    いいですが、丁寧に何かに取り組む姿勢が貴重だと考えています。

    語尾がはっきり丁寧な人を評価します。


    *続きは次回へ