2015年1月17日
久留米市民講座「支えます医療と介護 inくるめ」を視聴してきました
「支えます医療と介護 inくるめ」
国は、団塊世代の最年少が75歳を超えてくる「2025年度」をめどに、
「地域包括ケアシステム」の体制を整備することとしています。
私も、言葉は耳にしたことがありましたが、実際どんな風になっていくのか非常に興味深いことでしたので、私の住むこの福岡県久留米市が、今後高齢化をむかえてくる社会について、どんな風に対策、実行していくのか。医師会、行政、包括支援センター、介護協会、理学療法士会、栄養士会、薬剤師会の方からの講演がありましたのでお話を聞いてきましたので、私なりの解釈と意見もふまえていきたいと思います。
2025年の高齢化社会をみすえたときに必要になってくるニーズは、
①高齢者のケア
②独居や高齢夫婦世帯の増加に対するケア
③認知症の増加にともなうケア
がもっとも大きなところではないでしょうか。
そこで、国は現状の介護保険サービス、医療保険サービスではその提供システムが各々に分断されているため、横のつながりがみれない。連携不足を指摘しています。
今後は、見守りや生活支援、成年後見、高齢者が安心して暮らせる住居、低所得者への支援が、とぎれることなく継続的に行われていく必要があるとし、それを「地域包括ケアシステム」と称し体制を整えていく方針です。
しかも、これのもっとも大きな特徴といえば、その権限が「地方」へ委譲されることであり、地方はその財源も確保していかなければなりません。
特に介護予防事業は地方行政の裁量次第で可否決定することになるため、全国的にみて財源が確保できない地方自治体では、介護予防事業が困難としているところもあります。
その背景には、やはり国家としての高齢化による予算増や、保険料の増加があるでしょう。
そしてそれは、「医療」と「介護」は行政・介護・地域など関係する全ての人で支えあっていきましょう!というものであり、協働の取り組みを推進していく内容であります。
それでは、具体的にどんな取り組みをしていくのか?
っという話しもなりますが、今日は久留米市の取り組み、そして今後の展開についての内容ではあるようでしたが、厚生労働省が示す取り組みの概要そのものであり、まだ市独自の色はでていないように感じました。(久留米市も今は30万都市ですが、いずれこれを割るときがきます。そのときに福祉の街として、高齢期になってもいかに住みよい街であるか。これからに話し合いに期待したいところです)
地域包括支援センターや訪問看護、病院、行政が現在どのような取り組みをしているのか。
講演していただいた先生方、ありがとうございました。
これら地域システムがうまく回ると、理想的な地域ケアの構築だと思います。
しかしながら現在、医療・介護の流れは「入院から在宅へ」に移行しつつあるので、「在宅医療」「在宅介護」の必要性が高まってくるはこびとなります。本日の講演内容も、在宅医療、訪問介護、在宅での投薬管理、在宅高齢者の栄養管理。などのお話がよくでていました。
介護保険第1条(目的)では、要介護者が尊厳を保持し、その有する能力に応じた自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保険医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行う。と規定されています。また、同4項では、可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう配慮しなければならない。
とされています。
「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」に入居し生活していくことも、居宅、在宅という位置づけになっていますが、やはり自宅とは違います。みながみな自宅ほどの安心感が得られているとは限りません。
ですので、私は生活圏は変わるけれも少しでも安心して、自分らしい暮らしができるように、間違った施設選びをされないようにとこの仕事をさせていただいております。
しかしながら自宅で、要介護をもつ家族や、医療を必要とする家族をみていくのは、それを世話する「家族」の負担も考えなくてはなりません。
私も祖母が要介護者であるため、自宅で介護する家族の負担の大きさは少しは分かっているつもりです。
仕事をもちながら、自宅で介護が必要な家族をみていくのは非常に難しいのです。
表題にもなっているように「あなたらしく暮らしませんか?」とありますが、もし私の祖母が自宅に帰りたい。と言われたら、もしかしたら私も含め家族の誰かに負担をかけることにもなりかねません。非常に悩むところではあります。
「あなたらしく暮らしませんか?」
この言葉には、非常に考えさせられるものがありました。
「医療」と「介護」そして「お金」
これからやってくる「大介護時代」
医療や介護をうけるためには、現実的にどうしても「お金」がかかってしまうのです。
これも忘れてはならない事実だろうと私は思います。
実際に老人ホームに入るといくら必要になると思いますか?
ご自分の年金は?
病気になったら?
サラリーマンと自営業者では、将来もらえる年金額だって違います。
健康や身体に十分気を付けていても、いつどうなるかは分かりません。
その「備え」としてまずは、お金のことも知っておくことが大事なのです。
知れば、じゃあどうしたらよいか・・・考えます。
病気や介護にならないために、一生懸命トレーニングや出前講座に参加したりするのと同じように、お金のことに関しても自助努力はある程度必要なのです。
介護の他に、年々増加傾向にある「認知症」高齢者に対するアプローチもこれからの重要な課題です。そして、総人口は変わらないが、75歳以上が急増する大都市。75歳以上の人口増加は緩やかだが、総人口は減少する市町村。など、大きな地域差もみられます。
ですので、この地域包括ケアシステムの構築は、「地域の特性を生かしつくりあげていく」ことが必要なのです。そのための地方への権限移譲でもあるでしょう。
まだ、完全に制度化されるまでには段階をふんでいく必要があり、2025年をめどに徐々に国から地方へ移行されていくはこびです。
自分の暮らす町が、どのように変化していくのかを知る機会でもあります。ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
