自分をあきらめるにはまだ早い -2ページ目

2017香港旅行1日目


旅行に行くと決めていても、出発の日が近づいてくるとどんどん行くのが嫌になる。

ある意味ストレスになる。いざ旅行に行って数日経つと今度はもう少し居たいと思うようになる。
人は「し続けたい」生き物なのだと思う。

 

今回は近いし直前までスケジュールが埋まらなければ、行けばいいやという曖昧な予定にしていた。目的はアートバーゼル香港。ストリート好きのわたし(街を練り歩き生活感に触れるのが好きなのだ)にとっては、真新しい価値観のパラドクスは期待できない香港のストリートには余り期待はしていなかった。

 

それもあってか、面白味を増す為にも誰か仲間を連れて行こうと思い、今回は2016スマッパグループ4冠王のレイを誘った。

 

レイも僕も前日に航空券を取り、レイは大阪から、僕は東京から、それぞれで行くことになった。勿論ホテルはとっていない。それがわたしスタイル。

 

香港の空港に着くと驚く程、以前来た記憶がなくなっていた。わたしの頭の中には消しゴムが住んでいる模様。日数が少ないのもあり今回はリュックのみで来たが、退屈だったら嫌だと思い、本を10冊以上詰め込んでいたせいで滅茶滅茶重い。コロコロにすれば良かった。気が滅入る。

 

空港から直接アートバーゼル会場に向かう。

乗換、そして会場周辺で道に迷う。リュックも重いし、ますます気が滅入る。。

 

やっと会場に着いたと思ったら荷物を預けるのに大行列。気が滅まくる。

 

香港到着から3時間後位にやっと会場の中に。

数年前に来た時と同じ様な光景。勿論作品は全然違うが。

見本市のように所狭しと世界中の作品が並ぶ。丁寧な説明キャプションはない。意味のわからない作品達をぼっーと眺めながら会場を徘徊。

 

いつの間にか心と頭が溶け始めた。
解放された。

 

何だかわからない作品達を勝手に解釈したり、造形の面白さだったり、眼を見張る色の美しさだったり、考えたこともない視点に触れたり、アウラ(アートのオーラみたいなものか)に無作為に包まれ続けているのは、死海でプカプカ浮いてるような、謎の心地良さと、アタック25で正解を続けられたような脳の喜びと、最高の居心地になってきた。

 

テーマがある展覧会や特定の作家の展覧会をじっくり愉しむのも良いが、ある意味乱暴に雪崩のようにそれぞれの主張を感じられる雰囲気(殆どわからないし主張などないものもあるだろうが)は、こういうアートフェアならではなのかもしれない。

 

とりあえず海が見えたらテンション上げる。みたいなのとは違う、自分の中からジワっと心がひらいて滅入ってた気持ちは溶けて消えていった。

 

アートバーゼルを一通り回って、少し周辺の湾仔の街を歩いたが荷物が重過ぎでちょっとゆっくり出来そうなホテルのレストランへ。

 

今日泊まるホテルを探したり、その後どこに行くかなど色々調べなければいけない(大体何も決めずに来る)そして前日に大阪で飲み過ぎて飛行機に乗り遅れ、当日券でやってくるレイを待つ。初めてのお遣いのような気持ち。ちゃんと辿り着くのかワクワク。

 

過去に来た香港の記憶が少しずつ蘇る。そうだ、ご飯は凄い美味しかったんだ。

ここのレストランも期待大の雰囲気。だが、普通。しかし六本木の中国飯店に比べれば、当然安くて旨い。

 

少々疲れが出て来たのかホテルは地図を見誤って、随分と田舎のホテルを取ってしまった。しかしキャンセルは当日キャンセル100%なので諦めてそこに泊まることに。しかし謎の感じでワクワク。

 

21時頃にようやくレイが無事に到着。ある意味期待ハズレ。

レストランに荷物を預け、湾仔と蘭桂坊の街を探索。

 

蘭桂坊は以前も泥酔するまで呑んだ記憶がある街(六本木の一部を凝縮したような街)しかし今日は初日ということで、軽く流して湾仔へ戻る。湾仔(ストリップなどそういう系が立ち並ぶ街)も軽く流して、そろそろホテルへ行こうかと思ったら通りすがりのパブでサッカー日本代表対UAE戦が。絶対には負けられない戦いがここにもあった。

 

サッカーを観て、スタッフの軽い東洋人の出来る日本語と知っている日本についてのありがちな話をして、ありがちな胡散臭さを感じてホテルへ。

 

「わたしはバブルの女だから夜景が観れてカクテルでも飲めたら満足なのよ」

 

という海外3回目の友達のリクエストには本日は応えられず。明日へ持ち越し。

 

ホテルは中心地から45分程離れた海沿いで、予想よりも洒落乙だった。これはこれでラッキー。

 

1日目終了。

メキシコ旅後記(12日目~)

12日目

 

7時に起きて、空港に向かう。

荷物が重いと揉め、更に遅延で全然飛行機が来ない。やっと来た飛行機内は凍るような寒さ。しかし、どうにかメキシコシティに戻れて一安心。ホテルは街の中心ソカルの近くのメキシコで1番古いグランホテル。エレベーターは120年前のもの。

部屋もとても可愛いし、スタッフ達も丁寧。とても良いホテル。

 

ソカルを中心に散歩。ごった返す人。路上で大量の同じ物を売る人達のエネルギー。でも街は寒い。ヨーロッパの街並みにメキシコ人達が大量にいるような感じ。頭の中で一致しない光景。

その横道をスッと入ると笑顔のメキシカンが笑顔で迎えてくれる。

街にポッカリ工事中の見学出来るところがあり、そこは遺跡。

時代が何層にもなさなった「現在」というリアルを、情報過多な観光客の自分は整理出来ない。しかし、この頭の混沌故の開き直りの前向きさがメキシコっぽいようにも思う。

 

ヨーロッパ的建造物は美術館や博物館などに今はなっていて殆ど無料。現代美術の展覧会がとても多い。コンテンポラリーな作品を冷んやりとした大きな城の中で観た後に、路上の大量の偽物は、それはそれで作品なんじゃないかと微笑ましい。

 

クルクル歩いて市場を発見。

誰も押売りしない。

美味しそうな屋台へ。スペイン語もニュアンスで。妻は英語もスペイン語も大体理解し大体返答する。そもそも日本語も大体で全体像をアトマスフィアーで返答しているから変わりがないのかも。

一言一句理解して理解と思う教育を受けて来た僕らは、全体を捉える能力が低い。反省。

 

買わないでも嫌な顔をしない、押売りもしない、みんな笑顔。本当に良い市場。

 

屋台はめちゃくちゃクール。ヒゲをクルッと上げた店主の焼き方が日本でのBBQを渇望させる。他のお客さんは市場のオススメを教えてくれる。それが全部旨い。

 

本当に人が良い国だと思う。

 

市場に後ろ髪を引かれながら、フライデーナイト!だ!!ルチャリブレ!!!

 

3キロほど歩いて会場へ向かう。空いている裏路地多めの経路で。マリファナの香りも所々するが、危機管理能力が働くような危ない場所は全くない。

オラ!オラ!と物珍しい東洋人に手を振ってくる。

 

日本のメキシコに関する情報って、麻薬カルテルばかり。映画もアメリカに対する危ない国みたいなのばかり。

 

グレイトジャーニーでメキシコの麻薬カルテル突入みたいのを去年末見たが、メキシコは物凄く危ない場所という印象を誰もが受けたと思う。警察もカルテルも自警団も繋がっている。。。ホテルに泊まっていたら夜中部屋に人がやってきた。開けたらやられたかも。。みたいな編集だった。日本だって警察と反社と政治家が繋がってるのを探ればすぐ怒られるでしょ。そして繋がってるでしょ。メキシコだけ怖い危ないみたいな見せ方はおかしいし、メキシコ関連の商売をしている人は怒るべきだと思う。あの偏った放送は。

 

途中リポーターの人のリュックのポッケのすぐに出せる場所に地球の歩き方が入っているのが映りこんでいた。メキシコにおいては大好きな地球の歩き方が現実とズレてて使えない。こんなに多用しなかったのは初めてだった。

それなのにこのリポーターが地球の歩き方を重宝していたのならば、誇張したフィクションを作り出した証拠なのではないかなと思う。

 

とにかく観光で行く分には、絶対に池袋、錦糸町より危なくない!!

 

ルチャリブレへ。

 

観客達が作っている。

観客が主役。

観客も自分が主役として会場に来ている。

これは海外のスポーツを見るといつも思う事だが、特にプロレスのように、勝ち負けが重要ではないスポーツならば、本当に観客の批評が大事。

日本は批評をする文化があまりないし、良しとしないし、僕も好きではなかったが、「育てる」という面においては、批評せずほど無責任なことはないのかもしれない。

ブー!ピッー!と黙って観ている観客は居ない。

スター選手メスティコが登場してすぐに怪我をして自分でサササと退場。観客はそれを無視。それよりも今日楽しむことが大事。

その後の試合もメスティコが怪我して退場したことなんてなかった事のような盛り上がり。

新日からきている風神雷神とメキシコ在住10年以上の奥村さん。もっともっと頑張って欲しい!ロボットレストランを参考にすればいいんじゃないかなと思った。

 

2間半の興行が終わり、街を闊歩。フライデーナイト出来る場所を探す。

凄い行列を発見。300メートルくらい。80'sのダンスバトルのイベントだと。

色々教えてくれた並んでいた先生集団と、とりあえず中へ。入場料40ペソ、ビール30ペソ。

ゴリゴリのダンスバトルではなく、昔取った杵柄のおじさんやダンスオタクっぽい人やノリが良い酔っ払い達。この場所に貴賎はなく、楽しむことのみが正義。心地良い。

イケてるとかイケてないとか関係ない。こういう場所が好き。歌舞伎町もこういう場所だから好きなんだと思う。

 

また街を歩く。メキシコの代官山と呼ばれるコンデサ地区にタクシーで移動。

 

以前、地球の歩き方がコンデサ地区をメキシコの代官山と称していることを酷評したが、他のメキシコの街と相対的に見ると、そうかもしれない。

 

おしゃれっぽいクラブやバーが点在。

 

適当にクラブに二軒入る。

 

想定内、体幹満足の、大人な代官山らしい返答。

 

フライデーナイトらしいメキシコらしい心地良い夜であった。

 

戻ったホテルのロビーのステンドグラス、歴史感じるエレベーターは、酔っていてもちょっと何だか背筋が伸びる。

 

明日はラストデー!わくわく。どうすっかなー。

 

13日目

 

夜遊びしたが、9時に起きてソカロ周りから壁画運動を中心に観光しようと画策。

 

まずは歴史あるホテルの朝食を。

 

朝から流石のサービスマンの接客。心地良い。正直味は「ちゃんとした場所」としての食事なら日本の高級レストラン、割烹の方が美味しい。きめ細やかな味は、何か他のもので代役は出来ない。高級料理、高額料理になるということは、そういうことで、日本のそれを求めてもしょうがない。

 

メキシカンな朝食を食べながら、ラストデーをどうするかを話し合う。

夜中の1の飛行機だから、空港行くのが11時頃かな。

帰ったら31日の朝だね。

あれ?今日本30日終わったっぽいね。

 

wifiを繋ぎながらの朝食。

 

今日の30日の夜中こっちを出て、日本には31日の朝に着く?

あれ?今日本は31日始まってるっぽいけど。

ほー1日無くなるのか。

そっか。

 

フルーツが旨い。

コーヒーを飲みながら、コーヒーはトゥルムのビーガン料理屋で飲んだコーヒーが、人生で1番だったかもしれない。

なんて思い出す。

 

1日無くなる?

1日飛ぶ?

 

日本の方が時間が進んでいる。

我々は飛行機に乗り時間を戻すのか?

 

 

まさか飛行機昨日だったんじゃ!?

 

辻褄が全てあう。

 

急いでイーチケットのメールをみる。

 

昨日だ。

 

どこで我々は今日の夜中だと思い込んでいたのだろう。

 

優雅な朝食も終了。

ネットで新たなチケットを検索。

クソ高い。そして直航便はない。諸々経由で30時間くらい。

 

ホテルのコンシェルジェに相談。

同時にHISのメキシコ支店に電話。

 

コンシェルジェは航空会社へ電話。

HISは取り直ししかないと。新たなチケットを奨める。ネットで調べたのと同様の提示。

 

ホテルコンシェルジェが「チケット変更」を航空会社と話し合う。

 

HISにチケット変更を聞く。それは無理だと。片道で直航便を取るとなると2人で100万弱。

そんな無理な提案ってあるのだろうか?こういう時の代理店じゃないのか?

 

土曜日で午後は閉店になるからと、これ以上は話し合うことが出来ずHISとの話は終了。

 

ホテルコンシェルジェと航空会社とのやり取りに期待。どうやらHIS経由で取った私のチケットに問題がある模様で、直接空港のカウンターで話した方がいいだろうということになった。

 

はぁー。

 

と問題先送りに肩を落とす。

部屋に戻りパッキングしフロントに戻りチェックアウト。

Iwant go to airport 

so 散歩する

 

爆笑。

 

急いで行っても結果は変わらないだろうと、勿体ないのでしっかりソカロ周辺を散歩。

 

壁画運動が素晴らしい。

そして壁画の横の部屋には大概現代アートの展示。歴史のいったりきたり。

 

小腹が減ったので昨日の市場へ再び。

また美味しい。また優しい。

アーティーチョーク。

 

ホテルに戻り荷物をピックし空港へ。

 

我々は精一杯の悲壮感を漂わせ。相談窓口へ。

 

オーマイゴット・・・ジーザス・・・ヘルプミー・・・と。

やはり私のHIS経由のチケットは変更不可。そして土曜日午後は営業なし。という問題。

 

かれこれ3時間。担当してくれた方の努力と我々の演技力の結果どうにか今日の夜中にチケット変更完了!

担当者と最後はハイタッチ。そして撮影会。

エアロメキシコの担当の人とは、メールを交換。友情が生まれた。

 

5時間程あるが、もう空港からは出ず。

ラウンジでまったり。これを書く。

 

はぁー。終わったか。

 

 

 

今年ももう終わる。こうやってメモ書きのようにでも面倒がらずに言葉に変えておく大事さを今年は学んだ。

 

ホスト部は今日が年末締日。何が起こるのだろうか。

どこにいたっていつだってワクワクするような日々を送りたい。

誰かがいつも僕をワクワクさせてくれる。

そんな環境を作ってくれる関わる全ての方に感謝をこめて2016年ありがとうございました!!!

メキシコ旅後記(7日目~11日目)

7日目

昼に起きて、憧れのセノーテへ。

もはや、メキシコにおいては、日本語の検索には限界がある。地球の歩き方にはメキシコ担当者に情報提供したい。

ミミとマルコが色々教えてくれる。ガイド本にも、ネットにも載ってない場所へ。

 

セノーテを2つ巡る。

海じゃないので浮力なしに戸惑う。

結構精一杯にシュノーケリング。

ハァハァ。と極上セノーテを前に手足長腹ポコおじさん。

セノーテは加藤清正の井戸を大きくした感じというとわかりやすいか。

とにかく行っても、行く前も憧れのセノーテなのである。

そうキムタクが実在していてもしてなくてもキムタクのような感じで。

 

セノーテからトゥルム遺跡へ。ここでスペインにやられたのかと思うと、もっと高く強固に作っておけよ。と思うのと同時に、当時の造った人は、こうやって今僕らに見られる事は恥ずかしいのではとちょっと思う。

17時に羊の追い込みのように、強制退去させられる。

 

現地の人が集うビーチでバシャバシャ。足場が悪くすぐ退却。

海沿いのビーガン料理屋へ。メキシコまできてveganとは。タコスに巻くトルティーヤは、レタス!!しかし全て旨い。

ハーブティーの限りなく透明に近いブルーしかり、限りなく水に近いハーブティーは、500杯位飲めそう。もう飲みたい。

 

市街に戻って、モヒート専門店へ。

メキシコはミントとライムが美味しいんだと思う。

キューバのベターっとした中南米〜って感じではなく、スッキリアッサリ醤油顔。ここ以外で飲んでもそんな感じ。メキシコはモヒートが美味しい。

 

夜の市街を探索して迷子になったりして帰宅。

 

8日目

 

朝からセノーテに行こうと思ったが、やはり昼。

昼から遠目のセノーテと、ラグーンへ。

見たことない水の色と、埋まる砂。

 

ラグーンは、湖とマングースの細い路をグルグル。ナチュラル流れるプール。

 

自然と自分の境目がわからなくなるよう。

流される。

空を眺める。草に引っ掛かる。水に潜る。

流されるままに。

 

隣のマイヤ遺跡へ。

誰もいない。

 

戻っている途中、怪しい横道へ。

麻薬カルテルじゃないかと期待したが、廃墟セノーテ。それはそれで不気味。

 

また横道へ。

ホテルのような施設のような。

覗いているとランニングを終えたおじさんが話しかけてきた。中を見るかい?と。

とても良く出来た施設。ヨガスタジオから、veganカフェまで。スピリチャルを感じる。

所々で見つける「6」。。都市伝説的な思い込みで、ただの親切おじさんかもしれないのに、怪しい人に見えてくる。酷い自分。

 

市街でおすすめメキシカンへ。

激ウマ。

初めて食べる美味しい物。という価値。

美味しくない食べたことがある物を食べるのは止めようと心に誓える。

初めて食べる美味しい物の価値。

 

デザートのトウモロコシのシフォンにチョコレートソースとカシス。とか脳では整理出来ないが美味しい、

 

初めての価値を普段の食生活にも取り入れたい。

 

 

9日目

セノーテマスターになるべく、朝からセノーテ巡り。

先ずはドスオホス。

洞窟の中のセノーテ。

海底人のようにダイビングの人は透き通った洞窟の地下を歩いている。

地上より物がハッキリ見える。

4Kって感じ。

冷んやりした水。飲んでも円やか。

 

心地良く身体が冷えて、タコスでも食べようかと思った矢先、胸に黒い飛行物体が。ビビビッと羽が身体に振れる音と共に飛び立つ。胸はビリビリ。

何かに刺された。ビリビリ。ビリビリ。

 

急いで血を出す。

血を吸い出そうとする妻。

30分後には死んでしまうかもしれない。

近くの人に聞く。

殺りく虫かい!?

笑いながら「ハチだよ。腫れてマッスルになるよ。良かったな」と。

納得出来ず、違う人に聞くが、また笑われる。こっちは必死である。ビリビリ。

 

タコス屋へ。ここでも聞いたら1人優しい人が心配顔で、ちょっと待ってろと。

これを塗れ。と渡してくれたのは、ニンニクの肉片。優しさが沁みる。

 

沢山のセノーテを巡ろうと思っていたが、思いのほかドスオホスが素晴らしく長居をした。遠くのセノーテは諦めて、横道にあったジャガーセノーテへ。

名前が良い。

ここも200ペソ。

飛び込んだり、シャーやったり。

マングローブの間をぬって泳ぐと、洞窟のような光のカーテンが現れた。

 

マングローブと魚と光のカーテン。素晴らしいが、お腹が冷え過ぎて脱糞。魚は集まる。

 

カサセノーテ、グランセノーテとメジャーセノーテを回ったが入らず。流し見。

 

海沿いのおしゃれイタリアンへ。

世界中どこにでもありそうな。江ノ島にもありそうな。パスタと魚を食べて、市街地へ。

 

コロコロ散歩しながら帰宅。すれ違う人はみんな笑顔で「オラ」と声を掛けてくれる。カメラを向ければポーズをとってくれる。

本当優しい人ばかり。自分の心の醜さに打ちひしがれる。

 

10日目

ツツェンイツァア(遺跡)に行くということだけを決めて朝一のバスに乗り込む。4日滞在したトゥルムのミミとマルコにお別れ。

良い宿とは?の問いには、必要に応じて変わってくると思うが、旅をアクティブにお出掛け中心ならば、小さいブティックの1階がいい。

親身に街を紹介してくれる地元を愛する人の宿に泊まれるのが理想。

ガイドブックに載っている載っていないに関わらず地元の人が観光で見てもらいたい場所に行けることが短い旅の、街の覗き見としてはベストなのかもしれない。

 

トゥルムからツツェンイツァアへはバスで。9時に出発し、3間で到着。

 

噂の遺跡の暑さに初遭遇。

フラフラでマヤ文明の最盛期に触れる。

 

雨神チャックモールの像が、所々にあるのだが、可愛い。

高度な文明を持っていたと言われている世界7不思議に数えられるツツェンイツァア。

高度だなーと思いつつ、残虐さも平気で兼ね備えている怖さ。アメリカみたい。

緊張感が高度な文明を生んだのか。。恐ろしい。

 

フラフラで一通り見学し、敷地内のごはん屋でウァイファイを繋いで、今日のホテルの確保を。

しかしバスの時間まであと僅か。

3時間掛けてカンクンに戻り一泊しようと部屋探す。

ギリギリアタフタ、フラフラ頭でネット予約。

リゾートゾーンではなく地元の人が住むダウンタウンでとったつもりだったが、ダウンタウンから更に田舎に行ったジャングルの中だった模様。

 

バスターミナルにいるタクシー運転手も、遠いしよくわからないところだから、みんな行ってくれない。

 

1時間程色んなタクシーと交渉し、やっと1人優しくクレバーな人が、自分の電話でホテルに電話してくれて、場所を確認してくれた。

 

遠さを聞いて煙たい顔をされたが、送ってくれた。

 

到着は午後9を過ぎていた。周りには何にもない。

国道沿いまで宿のオーナーが迎えに来てくれた。ゲストハウスで、朝飯も何もないということで、車で一緒に離れた露店タコスとコンビニで買い物。

大人気タコス屋の店員達はピリピリ。忙し過ぎてベリータイアード。

 

部屋でビールと共に頂いたが、田舎の何もないところであれだけ人が集まっているだけあって、とても美味しかった。

 

11日目

ジャングル宿からメキシコシティに戻る。予定。起きてから、カンクンメキシコシティの航空券とメキシコシティでの宿をジャングルの動物達と一緒に探す。

飛行機チケットが1日中ない。焦る。

結局取れず、翌日の朝の便を取る。

元々予定はないが、予定が狂う。

そこに追い討ちをかけるように、宿のオーナー登場。早く出ろ!と。トリップアドバイザーにrudeと評させるオーナーおばさん。怖い。急いでパッキングして、空港近くのホテルを取って、タクシーを呼んで貰う。1時間以上来ない。。汗だくで外で待つ。

やっと来たタクシーに、汗まみれと蚊に食われまくった身体で、勢いでとったホテルへ到着。

入口から圧巻。

直島を彷彿させる。

タレルぽかったり、地中美術館ぽかったり。

建物の素晴らしさにテンション回復。

更にスタッフ達のホスピタリティ。

加賀屋と同じ教育を受けているのでは?と思うほど。

海も、プールも、素晴らしい。

 

あー、これがリゾートっていうんだ。

って初めて知った。

 

この間泊まったハイアットの100倍良い。

 

スパで日焼けた肌を癒す。なるほど。これが贅沢か。

 

気が大きくなって高級サングラスも購入。なるほど。これがハワイで買い物してしまう人の心理か。

 

シャワーもしっかり出て、トイレも仕切られてて。なるほど。これがストレスフリーか。

 

ホテル内のハバナラウンジで、葉巻とメスカル。丁寧な優しい店員さん曰く10年働いていて日本人は5人しか見たことないと。一体全体日本人は何処に行っているのであろうか。

 

部屋とホテルを満喫。

 

予定はないが、予定外のカンクン一泊延泊が、ソーハッピーリラックスになった。