*悲しい気持ちを綴っています。
今日は桜が満開で空も晴れ、世界がいつもより美しく見えるような日でした。
うちの猫が旅立ちました。
この数ヶ月、だんだん今まで食べていた物を食べなくなり、週ごとに病院に通うようになり、この数週間は家族が1日置きに病院に連れて行っていました。
「入院するより家の方が良いよね」と言われたのが先々週くらい…。
覚悟を促す言葉だと思いました。
一昨日はまだ歩いていたのが、昨日、遂に歩けなくなり、座っている事も出来なくなり、栄養剤も水も受け付けませんでした。
夜には浅く早い呼吸をしていて、苦しそうに見えるのに、何も出来ない。
夜の内に息が止まってしまうのではないかと不安でした。
朝になったら病院に連れて行く予定で、姉が添い寝していました。
今朝、姉と寄り添って寝ているあの子の名前を呼んだら、小さく「ニャア」と返事しました。
昨日と同じく浅く早い呼吸でしたが、心なしか昨日より楽になったように見えました。
私は仕事に出掛け、9時になったら家族があの子を病院に連れて行く予定でした。
始業の少し前、あの子が亡くなったと家族から連絡が入りました。
うっすら予感していた事でもありました。
でも、もう少し生きてくれるのではないかと思っていました。
いつか来る別れ、もうすぐ来る別れだと分かっていましたが、悲しいです。
今日は会社の最寄り駅を降りたら、街路樹の桜が美しく咲き、いつもなら知らず微笑むような日和でした。
今の私はそんな美しいものを見るほど、あの子を失った悲しみが深くなるような気がします。
昨日、苦しげに呼吸するあの子は何を思っていたのでしょうか?
私を見るあの子の目は何を訴えていたのでしょうか?
今朝、私が呼んだ声に返事したのは、本当は何を言いたかったのでしょうか?
苦しかったのでしょうか?
怖かったのでしょうか?
助けて欲しかったのでしょうか?
あの子はどこに旅立ったのでしょうか?
生命には必ず終わりがある。
必ず別れはやって来る。
そう分かっていても、実際の別れの悲しみは減らせるものではないと、あの子に知らされます。

