What is Vintage? -2ページ目

It's a beautiful day.

2011年のグランスタンバリーでの出来事なのでかなり前の事で知ってる方もいるかと思いますが、紹介したい出来事があったので書きます。

初日のトリがU2だったのですが、「It's a beautiful day」の演奏前に感動的な演出がありました。

演奏前にステージ後ろのスクリーンからビデオメッセージが届いたのですが、その相手がその年の5月に打ち上げられたスペースシャトル・エンデバーの乗組員であるマーク・ケリーからのものでした。

彼は船長としてこのエンデバーに乗り込むことになっていて、それに向けてトレーニングをしていた。

そんな中、悲劇が起こる。この年の初め、妻であり民主党の議員であるギフォーズさんが発砲事件により頭部を撃たれ貫通。何とか一命はとりとめたが、重体となる。急遽訓練は中止となり、彼は妻の看護にあたることになる。この時は搭乗を辞退するつもりだったと言われている。

その後、

献身的な彼の看護のおかげもあってか、彼女は徐々に回復の兆しを迎える。そして彼は遅れている訓練を再開させる。そしてエンデバー打ち上げの日を迎える。フロリダにあるケネディ宇宙センターには見送りに来た彼女の姿もあった。



無事エンデバーは打ち上げられ、雲に隠れていった。その時、ケリー船長の弟さんが彼から内緒で預かっていた真っ赤なバラの花を妻のギフォーズさんに渡したという。


そして、エンデバーは帰還。これを最後にケリー船長はこれからはずっと妻の傍に居たいという理由で引退することとなった。


宇宙飛行士はそのミッションの間にそれぞれ好きな音楽を持って行っていいことになっている。そこで彼は、妻の大好きな歌であるこの歌を持っていったのだった。その縁がこの演出に至っている。


このメッセージの中で彼はボノからの「何かコメントはないか」という問いかけにこう答える。



Tell my wife. I love her very much, she knows...



(妻に伝えてくれ、愛していると。彼女は知ってると思うけどね)