ポストを開けると、どこかで見たことのあるものが。

自分が投かんしたものが返ってきてしまったのかな、と一瞬焦りましたが、よく見てみると友人からの手紙でした。
友人 手紙 ドイツ

どこかで見たような、と思ったのは自分がお店の商品からプレゼントしたレターセットで手紙が来たからだったのです。

彼女からの手紙なんて何年ぶりだろう。最近は年賀状もめっきり交換しなくなりました。
なんだかドキドキしながら封を開けました。

彼女とは地元が同じで小学生のころからの仲なのですが、
お互い大学生になった頃から随分会う機会が減り、今では数か月に一回といったペースです。
それでもこれだけ関係が続いている友人は私にとってはとても珍しく、今となってはとても貴重な友達になっています。

手紙の内容は、主に新しくお店を始めた私に対する励ましでした。
「あまりの可愛さに筆を執りたくなりました。雑貨って人のやる気や心を奮い立たせる役割もあるんだね」
と書いてくれていたのがとても嬉しかったです。

雑貨に限ったことではありませんが、お気に入りのものが少し傍にあると気持ちは変わるものです。
お気に入りの手帳があればスケジュールもたくさん書き込みたくなるし、お気に入りの服を着ていればその日は楽しく過ごせるし。
そういう小さいもので随分日常は楽しくできるから、特に女性にとっては「小さなアイテム」は大切なものなのです。

ところで彼女も私も、今は地元を離れて生活しています。
と言ってもそんなに遠い距離ではありませんが(笑)。

なんだか私が言うのもおこがましいですが、彼女は社会人になってからとても強くなりました。
彼女に対して一番変わったなあと思うのはそのことです。
泣き言を言って助けて欲しかったとき、叱咤激励で返されたこともあります。
でもそれだけ彼女は強くなったのだと私は感じています。

特に彼女は仕事に対してはとてもストイックです。
男性に交じって苦労の多い仕事をしなければいけなくなったこと。親元を離れたこと。
その他いろいろな身の回りの厳しい状況が彼女を強くさせたのでしょう。

そんな彼女が最近仕事を変えると決意しました。
いくら不安定な世の中とは言え、今何かしらの「職」に就いているということは大きな安定であるはずなのに、それを辞めると決意しました。
そんなことはもちろん承知の上でしょうから、それでも辞めて別の職に移りたいという理由があったのです。


「仕事は続けてなんぼだ。」「継続することに意味がある」

と世間でよく言いますね。

私もそうだと思います。でもある意味「そうではない」とも思っています。

何か次にとてもやりたいことがあって、いえ、もしくは「もうここはダメだ」と思ったならば、それこそ男性に見切りをつけるときのようにアッサリスッパリと決断しなければならないと思うのです。

そこに理由があって滞在することは素晴らしい「継続」ですが、ただダラダラと滞在するのはただの「惰性・怠慢」です。

人生は短いのですから、彼女が「これはもうだめだ。こっちにしよう」と思ったなら私は大いにそれに賛成です。

これからの道のりは辛く険しいかもしれません。
でも自分で決めたならばどうやってでもやり遂げないといけない。
そしてきっと本当にド真剣になったならば、やってやれないことはないでしょう。

「今より大変になるかもしれないけど、自分で決めたなら後悔はないよ」

と私は言いました。


私は彼女の新しい門出を応援します。
そして、少しでも自分の納得した道に進んで欲しいと願っています。




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