カンヌ映画祭のマークはパルムドール(Palme d'Or)ナツメヤシだ。パルムドールというのは、英語でDate Palm、葉のついた枝で、同映画祭の最高賞の名前になっている。
ナツメヤシは日本語でヤシ科の常緑高木だ。その果実はデーツ(Date)と呼ばれ、日本でも種を取り除いて干したデーツをよく見かけることがある。
カンヌ映画祭では1946~1955年まで最高賞をグランプリと呼んでいたが、海辺にナツメヤシが立ち並んでいる開催地のカンヌ市に敬意を表し、それ以降、同市の紋章であるナツメヤシの枝、つまりパルムドールを受賞記念の盾の意匠にしてグランプリの代わりに最高賞をパルムドールとした。
日本ではアメリカのアカデミー章が有名だが、日本アカデミー賞と同じくくだらない娯楽映画ばかりが受賞していて、そこには人生の深みはない。
映画ファンなら、どの賞に価値があるかご存知のとおりです。
映画の意味を考えるとき、人と語り合えたら素晴らしいと思い、このブログを作りました。