皆さんどうも小っちゃい本屋さんへようこそ!
このブログはYouTubeで配信している動画を文字ベースにしたものです。
動画で音声付き、図解付きで見たい!という方はこちらからどうぞ!⬇️
さぁさぁ本題に入る前に、皆さん、非行少年のニュースが流れた時、どのように思いますか?
多くの人は「非行=悪」だとみなし、「理解できない」あるいは「馬鹿な事をする人もいるもんだ」くらいで流しているのではないでしょうか。つまり、非行する少年の背景を見ていない人がほとんどだと思います。また、非行してしまう子供への対応を知らない人も多くいるでしょう。
この本ではこれらの「非行少年の理解」そして「子どもへの教育の仕方」が大きなテーマとなっています。今回はこれらに絞って紹介していきます。

①非行少年の理解
この本の著者である宮口幸治は医療少年院に務めていたのですが、その時のエピソードがタイトルにもある「非行少年はケーキを切ることができなかった」というものです。
具体的には紙に円を書き、それを三等分してみなさいというものです。しかし驚くことに非行を犯した少年は下の絵のように三等分できなかったのです。しかも中高生くらいの歳なのにです。
彼らは知的にハンディを持っていることが非行の根本的な原因ということになります。普通なら過ちを犯した際には「自分と向き合い、被害者のことを考えて内省する」ことができるのですが、彼らは反省するという段階に至ってないということです。
一般的に思考の歪みを治すために「認知行動療法」というトレーニングが用いられますが、彼らのような「反省以前の子供」の場合は使えないことになります。なぜなら、認知行動療法は「認知機能に問題がないこと」を前提にしているからです。

ではどう改善に向わせるかということですが、まずは彼らを理解してあげないと始まりません。著者は過去のデータや経験に基づき、以下のような特徴を上げています。
①認知機能が弱い
②対人スキルが低い
③不適切な自己評価をする
などです。
認知機能が弱いというのは、「見る」「聞く」「想像する」力が弱いということです。これらの力が欠けているために「不適切な行動」をとったり「話が理解できない」であったり、「相手の立場に立てない」という状況が生まれます。
そうすると
・勉強についていけない
・いじめに遭う
・先生や親に理解されない
ことが起きるのは目に見えるでしょう。しかも厄介なことに「軽度な」知的障害だと、障害だと気づかれにくく、単に「厄介な子供」というレッテルを貼られます。こうなると最悪の場合、行き着く先は少年院ということになりかねません。では、どうすればいいのかというのが次のステップです。

②子どもへの教育の仕方
結論を先に申し上げますと、「自己への気付き」を与えてあげること、そして「自己評価を向上」させてあげることが必要になります。
更生のためには自分に向き合い、被害者のことを考え内省し、自己を洞察する必要があります。では、どのように教育していったら良いでしょう?
万引きしてしまった子どもを例にとります。認知機能に問題のない子どもは欲しいものがある時、「バイトしてお金を貯めよう」とか、「親にお金を借りよう」と思うはずです。しかし、万引きしてしまう子どもは後先考えず、目の前にあるものを盗ってしまいます。頭の中では万引きはいけない事だと知っていながら、万引き後の展開を想像できないために盗ってしまいます。
もしあなたなら、どのような教育をしますか?この子の今後の教育をちょっと考えてみて下さい。

シンキングタイム終了です。
パッと思い浮かぶものとして「少しでもいいところを探し、褒めてあげる」であったり、「気にかけてあげて、親身に話を聞いてあげる」などがあると思います。一見ベストのように思えますがこれらは△です。
もちろん短期的には効果が見込めるものではありますが、もし褒めてもらえない・話を聞いてもらえない環境に置かれてしまったら、また逆戻りになってしまう可能性があります。
大事なのは周りから正解を教えてあげるのではなく、自分で気づかせてあげることです。例えば、グループワークを行うなどです。他人に考えを押し付けられるのではなく、自分で考えたり他人の意見を聞く事で「自己への気づき」につながります。また、人の役に立つという感覚を持たせてあげれば「自己評価の向上」にもつながります。
子どもに「心の扉」があるとすれば、取っ手は内側にしかありません。説教したり説き伏せたりして心の扉をこじ開けるのではなく、自分という存在を認識させてあげて「気づき」を与える教育をしていきましょう。

今回は「ケーキを切れない非行少年たち」を紹介していきました。非行少年を見る事で教育について考えさせられる一冊です。興味がある方は下にリンクを貼っておきますので是非本書を手に取って読んでみて下さい!
ここまで読んでいただきありがとございました。是非、お疲れ様という意味も込めて「いいね!」と「コメント」をいただけると嬉しいです!
今日紹介した「ケーキの切れない非行少年たち」を読んでみたい方はこちらからどうぞ!⤵️
▼Amazon
▼Amazon audibleはこちら。隙間時間に勉強できるので僕は愛用してます。初月無料なので是非!
https://amzn.to/3ih2MhP
これからも人生を豊かにしてくれる本を紹介していければなと思います。ぜひフォローをよろしくお願いします!
ではまた明日お会いしましょう!


























