最高潮に達っし、一部では‘独島戦争’シナリオまで出るなど対決の雰囲気が熱くなっている。もち
ろんあってもならないことで、現実性も大きく落ちる。それにもかかわらず、各種武器が登場して両
国軍事力まで比較され好事家の関心を呼んでいるのも事実だ。
日本の‘超圧勝’を予想する主張も少なくない。主張の根拠は、序盤の決定的な鍵を握る制空権で我が国は日本に適わないということだ。独島は鬱陵島から87.4キロ、日本の隠岐の島からは157.5キロ離れている。二倍程度の違いが生じる。
問題は飛行接近性だ。私たちの戦闘機が独島に最も速く接近できる空軍11戦闘飛行団は330キロほど離れている。反面、隠岐の島は私たちの11戦闘飛行団がある大邱(テグ)の半分の距離にあるだけでなく、戦闘機と空中早期警報統制機、対潜哨戒機などがいつでも飛んで降りることができる二千メートル滑走路まで揃えている。
私たちの戦闘機が独島に先に到着しても状況はあっという間にひっくり返りかねない。すぐに燃料
がなくなるからだ。私たちの主力戦闘機4種の独島作戦可能時間は事実‘恥ずかしい’水準だ。
F-5は作戦が最初から不可能で、F-4は3分に過ぎない。私たちが誇るKF-16もせいぜい30分
余り、最新鋭F-15Kが80分程度持ちこたえられるだけだ。
日本は隠岐の島の滑走路だけでなく‘空のガソリンスタンド’と呼ばれる空中給油機も保有してい
る。日本の戦闘機は独島上空でいつもでも燃料補給を受けながら思う存分空中戦を行えるという
事だ。これが急いで鬱陵島に滑走路を建設して、私たちも空中給油機を導入すべきという声がず
っと出てくる理由の一つだ。
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特に空中給油機一台の戦闘力は戦闘機20機以上と釣り合うという評価を受けている。戦闘機が
作戦現場で適時に燃料を供給されるため作戦遂行能力が非常に高くなるばかりか燃料搭載量が
減るだけ武装搭載量がもっと増えて攻撃力が倍加されるからだ。
◇早ければ2014年空中給油機実践配備
(中略:自衛隊補給機のスペックなど)
◇‘独島の目’で安保環境変化を直視せよ
もちろん空中給油機や鬱陵島滑走路だけで万事がみな解決されるのではない。制空権だけでなく
制海権でも私たちが日本に遅れをとるという憂慮の声もたくさん出ている。だが、いくつかの軍事
的要素のため‘独島戦争’で日本が優勢だと判断するのは行き過ぎた短見に過ぎない。
私たちにも日本が‘仰天する’ミサイル戦力など絶対優位にある要素がたくさんある。何よりも私た
ちには誰にも見下せない「独島は私たちの領土」という最も強力な武器がある。日本と戦争をしよ
うということでない。事実、独島は今‘日本の独島挑発’以上のメッセージを私たちに投げている。
それは南北対峙局面を越えて韓日対決の裏面にうごめく東北アジア地域の安保環境変化だ。
中国の膨張と日本のあがき、そして米・中力比べ本格化…。このような変化を‘独島の目’で直視
しながら、大韓民国領土を守って行かなければならない。独島は0.187453平方キロの小さな島ではない。99,720平方キロの大韓民国領土それ自体だ。
[提携記事=CBSキム・ジュンオク選任記者]
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