長女ヴィランズ小5と次女ユリス小1は、正反対の性格です。


お正月を過ごした奈良からの帰り道、京都行き特急電車の中で「しりとり」をしていました。




ユリス: ボ、、、ボランティア。


ヴィランズ: ア、、、悪党。


って 言っているのが聴こえて、後ろの座席で笑い死にしそうになりました。
コントの一部のようだわっ。



ボランティア精神に溢れる 愛しいユリス!


完全に笑いを取りに行ったであろう 愛しい悪党ヴィランズ!



ユリスには、ヴィランズの悪のエッセンスを一滴ポトリと落としてあげたいです。笑 そうしたら、より良く 生きやすくなるかもしれません。


ヴィランズには、ユリスのホスピタリティのエッセンスを2カップ(400cc)くらい注いであげたいです。今以上に さらに愛されるかもね。


そんなことしなくても、足りないものは、生きて行くうちに 必要にせまられて少しずつ学習していきます。


だから、今 子どもたちと一緒に生きていられることが、本当にありがたいなと 特急電車で心から感謝してしまいました。


今年はgrit(やり抜く力)を育てることを意識していくつもりですが、そんな想いと裏腹に


「自分が出来ることは 他の誰かが出来なくてもいい。自分が出来ないことが 軽々と出来てしまうヒトは 眩しい!


そう感じることが多い 今日この頃。


学生時代の友人Aちゃんからの年賀状に こう書いてありました。


「メグリの体験談や考えに いつもパワーをもらい勇気づけられています。今年もよろしく♡」


え!?


Aちゃんは、
以前、ご主人との関係が上手くいかなかった時に私に相談してくれたんですね。


その時に、私は 自分の体験談を伝えたあとに

「お互いが1人で頑張りすぎて、辛くなっていることに気づいていないだけなのかも。助けて欲しい時にパートナーに助けてもらえなかったら、今度はパートナーを罵りたくなるのが人間の特徴のような気がしているの。本当は「1人で抱えて大変だから 助けて!」という問題が「性格の不一致」という問題に容易にすり替えられてしまう。Aちゃんは 何か努力した??ご主人と口をきくのも嫌という時に ご主人のことを抱きしめろとは言わないし 言えない。小さなことで良くって、例えばテレビを観る時、ソファに座っているご主人の隣に座るとか。そういう 行動レベルの小さな努力。そういうのが、嫌なのは分かる!気持ち悪いのも分かる!でも 仲良かった時期を知っているだけに こんな状況はつらすぎる!小さなことでいいから やってみてほしい!」


、、、みたいなことを 話したらしいのです。
これは すっかり記憶になくって 去年電話で話した時に、Aちゃんが教えてくれました。


只々、あんなに素敵なご主人が そんなにも不機嫌になるのは 何か理由があると思ったんです。私はAちゃんの結婚式にも参列しましたし、嫌悪に満ちた関係でなく 愛情で満ちた関係に戻ってほしかったんですね。


で、その「ソファの隣に座る」っていうのが、どうやら良かったらしいのです。


詳細は あえてきいていませんが、それきっかけで会話が弾んだのか、徐々に関係が良くなったというのです。


ほんと 良かった。


Aちゃんは、学生時代から優秀で語学が堪能で 翻訳のお仕事もしていましたし 完全に“眩しい”のですが、そんなAちゃんが 「“人間にしか興味がない”とメグリが言うのは頷ける。本当によく研究されているっ!笑笑」と言って 「これについては メグリはどう思うか。じゃあ これは?」と意見を求めてくれるわけです。笑笑




ポンコツも
生きてるだけで
意味がある


メグ蔵 心の俳句

笑笑笑笑




例えば、ドクターとナースの関係もそうなんですよね。


どんなドクターでも、一定レベル以上の高い水準の頭脳を装備しています。


でも 人間ですから、コミュ力に欠けていたり、要領が悪かったり、それらがあっても 決断力に自信がなかったり、ストレスに弱かったり、それら全てをクリアしていても 地位をひけらかして嫌われていたり、残念な部分もあるわけです。


それに対して あいつはあいつは!と言うのではなく、素晴らしいところをたたえていきたいですね。


そういう気持ちは関わっていくなかで相手にも必ず伝わっていきます。


リスペクトが伝わるとビックリするほど スムーズに歯車が回ります。


ナースは、基本的にドクターからの指示なしに 医療行為は出来ません。


でも「今!」っていう時があるのですよ。そういう時に「先生、この指示ちょうだい!」とこちらからクイっと おせます。他にもここぞという時に「ちょいちょい」とドクターを呼んで、提案や意見ができることは、結果的に共通の目標である「患者さんのため」になるわけです。


以前働いていた病院で、
「褒め活」なるものが推進されたことがありました。


↓「こちらを読みましょう」と言われました。
「人を動かす」だなんて なんだかモヤっとする言葉。苦笑


そうしたら、なんと 読書嫌いの夫の本棚にこちらの本があったのです。 なになにっ!あなた 人を動かそうとしていたの!? 笑笑
夫は その本を貸してくれました。



目を通してみると、人間好きなら 日常的に 当たり前にやっているようなことが言語化されていました。


あえてそれを言語化してあることが、歴史的ベストセラーたる所以なのかもしれません。


人間が好きであれば、「好き」という気持ちひとつで、この本に書いてある関わりをしていると思います。


じゃあ 「人間が嫌いな人」は ダメなのかといえば、そうではなくって、人間が嫌いな人は、他に「好きなモノ」があるでしょう。


それが、その人の知らないうちに、誰かに良い影響を及ぼしていることがあるから素敵。



やっぱり
ユリスもヴィランズも、
私もあなたも。


そのままがいいんじゃん。







なのに、今年の目標は
「“grit”やり抜く力を育てる」


とんだお笑いぐさです。


つまり「そのままでいいベースの やり抜く力を育てる」なのです。


何やねんな。それ、分かりにくいわっ。


最後までお読みいただきありがとうございました♪