最近、末っ子がフェイスタオルを一枚持ってきて、それをUの字にして、「そのUに中腰で腰掛けるから、上の部分を持ってくれ」と私に依頼してきました。


小さな末っ子と逞しい私の腕力がコラボすると、フェイスタオルでブランコが出来てしまうのでした。


ラグのうえで、フェイスタオルブランコに乗ってケタケタ笑う末っ子の姿が、電源オフのテレビの黒い画面に鏡のように写っていました。


小さなかかと、つま先が前後にゆれて。


嗚呼、なんて可愛いんだろう。



そのフェイスタオルでブランコをする姿が何故かツボで、タオルの両端を持ち上げて揺らしながら、私は内側から沸き起こる喜びのあまりドワっと涙が溢れてしまいました。(←なんで?)



嗚呼、私、人間じゃないなら
ブランコになりたい。


そうしたら、こんなに愛しい子を乗せて、いっぱい揺らして喜ばせてあげたい。


そう思って、泣きながらフェイスタオルを揺らしていたら、次女が来て


「私もやりたい!!」って。


小1の小柄な次女を乗せて、フェイスタオルブランコを揺らします。


黒い画面に映ったのは、本物のブランコに乗った時のように、前に行く時はつま先までぴんと伸ばす姿、後ろに行く時には膝を曲げる次女の姿でした。嬉しそうに笑っています。


嗚呼、いろんなことが出来るようになってきたね。


小5の長女は、巨大すぎてフェイスタオルにはおさまりませんし、私の腕力を持ってしても持ち上げられません。


そんなことはお互い分かっているので、トライもしませんが。


そうか、いずれ子どもはブランコに乗らなくなる。


そうしたら私は何になったらいいかな。


そうだ、校舎になろう。


校舎になって子どもたちの学校生活を見守ろう。


帰ってきたら、家になって、寝る時はベッドになって子どもたちを包んであげたい。


泣いていたら、枕になって、涙ごと悲しみも吸い取ってあげたい。


そんなことを思っていたら、一周回って


人間で良かった。
ブランコも、校舎も、家も、枕も全部出来る。
今、私は生きていて、子どもたちの成長を見守ることができる。なんて幸せなんだろうって改めて思ったんですね。


震えるくらい、自分がやりたいことがそれだったのです。


生きていられることが、こんなにも嬉しい。


これ、
「ぼく逃げちゃうよ」と似ています。
私、初めて
絵本「ぼくにげちゃうよ」を
リアルに体験致しました



という、変人のお話はさておき。


七夕のお願いごとといえば、我が家では
ニュージーランドでも
仲良く楽しく暮らせますように。

なのですが、



1年前は夫も
「ないない!!言うだけなら自由!(苦笑)」

と言っていました。


「でも、もう私は◯年後には、家族でニュージーランドに住むことに決めた!」と言うと


家族全員が、遠くの方まで ザザザザザーーって
引いていきました。笑笑


もう誰も戻ってこないのではないかというほど、引いて行くのが 心地良いですね。笑笑


それが
「私が私のまま居られる。そして あなたもあなたのまま居てください。」

という第一歩ですから。




遠くの方で
夫と長女が頭を指差して
「アイツ アタマ オカシーヨ!」というジェスチャーをしていてウケました。


でも、その数カ月後には夫にニュージーランド出張の予定が入り、



半年後には、輸入の部署に異動になりました。


しかも、かねてから噂のあった、夫が希望していた国内の部署から「来ないか?」と言われたにもかかわらず上司がそれを断り次に声がかかった輸入の部署に異動することになったのです。


何ということでしょう!


本当にgod(仏さまか 会いたい神さまかどなたか分かりませんが)は、素敵なシチュエーションで私を思いっきり楽しませてくださいます♪
センスのかたまり!!


人生には辛いこと、思い通りにならないこと。
沢山あります。


ですから、◯年後に一家でニュージーランドで暮らすというのは、ハイセンスなその方に完全にお任せして、


今、ブランコにも 校舎にも 家にも 枕にもなれるということに感謝して楽しんでいきたいと思いました。


そうして、内側からほとばしる喜びに従って、今、沢山書いております。


幸せって、びっくりするくらい日常の些細なことの中に隠れています。


フェイスタオルとか


子どものつま先とかね。



皆さまの願いごとが、叶いますように









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