今日は、恋について書かせていただきます。
私の名前は、昭和50年代のトップ10にランクインするであろう、とってもありふれた名前なので、こんな風に情緒的に呼ばれてみたい！！！と本気で焦がれていた若かりし頃。(恥)
おそろしい子っ！！！！
私、10代〜20代前半くらいの頃、こんなタイプの歌が好きでした。↓
「はじまりはいつも雨 」 とかそういう情感たっぷりの歌。
(古っ！！)
特に好きな歌詞はこちら↓
♪
君の名前は
優しさくらい
よくあるけれど
呼べば素敵な
とても素敵な
名前と気づいた
♪
私の名前は、昭和50年代のトップ10にランクインするであろう、とってもありふれた名前なので、こんな風に情緒的に呼ばれてみたい！！！と本気で焦がれていた若かりし頃。(恥)
優しくて、詩的で、包み込んでくれるような人って素敵！
と思って色々な人と出会いますが、長続きせず。
そして運命！と思うほど「はじまりはいつも雨」みたいに優しい人と出会い、うっとりと幸せに過ごした数年間ののちに、私はフラれてしまいました。
現在の夫(ミュータント見習い)は 私の10代からの友人でもあります。当時、私は 失恋したことを電話でミュータントに話したのです。
「失恋ってこんなに辛いとは今まで知らなかった、、。怪我をした時みたいに、本当に心が痛い！辛いよ、コレ！！！
」
」そうしたら若かりしミュータントが傷ついた私に、こう言ってくれました。(正確には、そう言ってくれたように聞こえました。)
「俺が居て良かったな。」
、、、。
本当だ。
本当だ。
ミュータントが居てくれて良かった。
こんな痛みを 「うん うん」と聞いてくれる
格好つけなくてもいい間柄。
何でも話せる友達に、私、救われている！
そう話すと若かりしミュータントは
「、、、。え？そんな風に聞こえた？ ほんまは なんて言ったのか めっちゃ言いにくい状況に追い込まれてるねんけど(苦笑)」
と言うのです。
ミュータントが放った、本当の言葉とは、、、。
、、、。
、、、。
、、、。
俺は居て良かった。
(俺には 今 彼女が居て良かった。)
つまり、、、。
かっわいそー！俺じゃなくてよかった！
だったのです。
おそろしい子っ！！！！
(2回目に この絵 使ってまうがなっ！)
優しさとは対極！
共感性ゼロだわ！
はじまりはいつも雨は 地球の裏側のようです。
はじまりません。
結局、私は そんなミュータントと結婚しました。
私がどんなに喜怒哀楽や、愛情を表現しようとも、ミュータントは「のれん」のように ヒョイ ヒョイとすり抜けてゆきます。
ミュータントはミュータントのまま、
驚くほど感情の起伏なしに 情感なしに！
痛快に生きてゆくのです。
そこがイイ！
「こういうの来い！」
っていう言葉は なかなか返ってきませんよ。
その代わりに、
「そういうのが 来るんだ、、、。」という
衝撃的なヤツ(言葉)が来ます。
おそろしく現実的、効率的。
何をやっても作業速度がはやく、正確です。
モタモタしていると時々
キッ！！！！
となりますよ。
放っておいたら、底意地の悪いことも言ったりしますから
「こらぁー！！ そういうことは絶対に言ったらアカンよ！」
と オカンのごとく ひねり潰さねばなりません。
しかし、ミュータントは 後天的に、「気づかい」や「思いやり」を身につけています。
私の100倍くらい気が効きますから、来客がある時なんかには 本当に助かります。
驚くべきは その身体能力の高さ！
、、、、。
ああ、止まりません。お義母さん、あなたと今夜も語り明かしたい、、、、。
ミュータントは情緒的な要素はゼロ、
よくある優しさは ほぼ持ち合わせていません。
でも、私にないものを持っているから面白いのです。
スパパパパンと いくつもの作業を同時進行してしまう 「ナムーびっくり」のような動き。ちょっと意地悪ですが 的確な判断力。アホかというほど勝敗にこだわるその想い。
自分の「好みのタイプ」は必ずしも 自分に合うとは限らないのですね。
話は変わりますが
図書館で借りていた「かみなりむすめ」という絵本を、先日 弁償しました。
第2回 末っ子(古畑任三郎)による紛失です。
トホホ。
なんて優しい男の子なのでしょうか。
ですから 今でも うっとり 憧れてしまいます。
数週間後の引っ越しの際には、思いもよらない場所(例えば家具と家具の隙間など)から 「かみなりむすめ」の絵本が発見されるのだと思うと、どこから出てくるのか今から楽しみです。
この部屋のどこにいるのかな、茂助。
そんなことを考えながら「はじまりはいつも雨」を口ずさんでしまうのでした。
今日は暖かくて春の兆しが感じられる1日でしたけれどね♪