今日で早いもので一年経ちました。
いや、早かったんだろうか。
もうあの悪夢のような光景を目にしたのが随分前に感じたり、長いこと節電、原発とか騒いでる気さえします。
でも一年前のあの瞬間をついこの間のように思い出します。
それまでどこか世界で起こる大惨事に他人事で、いろんな意味で日本は安全な国と言う根拠のない自信がありました。
あの日から、いつ何が、どこで、誰に起こっても不思議はないんだと感じるようになりました。
被災地の映像には胸をえぐられるような思いでみました。
多くの友達知人も被災地に足を運びボランティアをしていました。
小さな子供を抱え、自分にできることをと思い、募金をし、物資を送り、チャリティー商品を買い、電気のコンセントを抜きました。
でも悲しくなるくらい、自分は無力で、非力で、情けなくなりました。
何よりも悲しいことは、募金も最近忘れ、コンセントもそのまま、そんな自分。
自分は何て愚かなんだ。
今日14:46。
テレビに合わせ一分間の黙祷をしました。
地震が起きた時、迫り来る津波が自分の体を飲み込む時。
どれ程の恐怖だったか。
まして子供ならばどれ程お父さんやお母さんを呼び続けたか。
考えたら涙が止まりませんでした。
そんな私の横で息子は顔を覗き込んで笑いながら足をポンポンと撫でてくれました。
息子にも手を合わせるよう促すと、楽しいことかの様にキャッキャと言いながら手を合わせていました。
こんな私にできること。
それはこの小さな家族を守り、そしてこの子に自然の脅威、命の尊を教えることだと思っています。
今はわからないかもしれないけれど、いつかちゃんと話そうと思います。
そして、何よりも私自信が助け合う姿を見せることが一番の教育になると信じています。
生きている意味。
生かされてる意味。
もう一度今日よく考えてみたいと思います。
自分は未熟ですぐに忘れてしまう悲しい生き物なので、ここに記すことによってまた忘れた自分自身に問いかけたいです。
亡くなられた方々。
大切な家族をなくされた家族の方々。
今も被災されている方々。
一日も早くもとの生活に戻り、笑顔が溢れることをささやかながら祈っております。
大丈夫!
日本人は何度も困難に打ち勝ってきた民族だから誇りをもって生きて行きましょう!
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