自分の不注意で猫に障害を負わせた飼い主の話4


7:00過ぎ、まだ寝てるかもしれない親にLINEをする。近所の実家に車を借りる準備。

会社…は、後でいっか。元々今朝は遅れる予定で伝えてきてるし。

下痢大丈夫そうなら、午後から出勤するか。

仕事もそう忙しくない時期、休んでもいい。

流石に食欲の無い様子の猫。

布団(汚れた面は内側にとりあえず隠した)の上で、のんびりしてる。


身支度を整え、車を借りに行く。途中歩きながら動物病院へ電話。この時間なら出るかな?

聞き覚えのある看護師さんの声。朝早くからすみません、いつもお世話になってます、名乗る(人間の名前を)。

あーしゅりちゃん、どうされましたか?

もう5年以上通ってる病院、顔パス名前パス状態。

簡単に状況と、これから連れていく旨を伝える。

予約の方が居るから、少し待ってもらうかもしれないと言われる。了承。とりあえずお医者さんの所まで連れていってれば、何かあっても安心だもんね。

8:30、猫をキャリーに。あ、ペットシート敷かなきゃ。

抱っこすると、腕にうんちが付いた。

…しゅり、大丈夫だよね。


動物病院へ車を走らせる。

地元の駅を横目に過ぎた。

ピークを過ぎた時間帯とは言え、出勤する風な人影がパラパラと見えた。