鉄の、ぶ厚くて重たいドアを開ける。
アスファルトの廊下に、やたら大きく響く閉まる音と
ガチャン…
と掛ける、鍵の音。
201号室、黄色の扉。
赤の扉に緑の扉と青の扉。
錆び付いた、全部同じ形の郵便箱。
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切り取り線に沿って、くり抜いたようなレトロな俺の城。
障子の影に浮かんだのは、少しの期待と飲み込まれそうな不安の形をした怪物。
コンチニワ。
ガラにもなく繊細だったんかな?
ズキズキと痛む頭に、流し込んだ気休めアリナミン3錠。
暮れてく見馴れない街を見下ろして、ゴゥンゴゥン鳴らす洗濯機。
どうにか、なるさ…。
頼りなく呟いた言葉は、弱々しく紫煙に巻かれてベランダから落っこちた。
明日も天気に、なぁーれ。