東日本大震災から12年
災害は忘れた頃にやってくる 大災害に対する備えはできていますか
大震災の地震が発生した時刻、NHK-FM「気ままにクラシック」を聴いていました。
パーソナリティは笑福亭笑瓶さん(落語家・タレント)と幸田浩子さん(声楽家・ソプラ
ノ歌手)でした。
幸田浩子さんの上品な天然トークに爆笑しながら聴いていた楽しい番組でしたが、
笑瓶さんもつい最近旅立ってしまい寂しいですね。
(最終回のJOYK?を聴きながら書いています!)
(画像はNETから拝借)
さて、最近見かけたポスターですが。
ポスターの内容としては、要するに、
大災害発生時には、排水管の安全が確認
できるまで水を流さない(非常用トイレを使う)
ということですが、
配水管の安全を確認する方法はあるのか考えてみましたよ。
これが簡単ではないんですよね。
もしも自分の家のトイレから汚水が溢れてきたら間違いなく使えないということだけ
ど、その他の場合はどうやって確認するか
結論から言うと確認するのは非常に難しいですね。
下の図が参考になるけど、
①まず、建屋内の配水管が破損した場合。
これは破損部分から汚水が漏れて来るっていうことになる。
②地中部分で破損した場合。
配水管が詰まってしまうと多分1階の住居のトイレから溢れ出す。
しかし、破損場所を直ちに確認するのは難しい。(建物の一部の壁解体などが必要)
(画像はTOILET MAGAZINEより拝借)
③大地震ではなく洪水で床下浸水が発生した場合。
下水排水管やマンホールに浸水したり土砂が流入して詰まって、下水が流れなく
なり、1階の住居のトイレが溢れる、または上の階も配水管内の圧力が高まり便
器から汚水が溢れ出すということが生じる。
これも状況が確認できるのは水が完全に引いてからということになる。
(画像はTOILET MAGAZINEより拝借)
できる対策としては、まず大地震や洪水の直後は配水管の破損状況と安全が確認でき
トイレが使えるかどうか、配水管の破損状況や安全を確認する方法は難しいけど、
マンションやアパートの場合だったら、
①下の階に住んでいて家のトイレが溢れた場合は、
①-1 管理室に行ってトイレを使わないように館内緊急放送をしてもらう。
①-2 フロントのインターホンを使い、自分の住居の上方階の住人にトイレを流さ
ないように依頼する。
②上の階に住んでいる場合
②-1 とりあえず1階の住人にトイレの異常有無を確認する。
②-2 余裕が有ったら下方の階の全住戸にも異常がないか確認する。
という方法が良さそうだね。
管轄の下水道局に問い合わせてみたところ、配水管に破損があってもすぐに場所を特
定・確認するのは難しく、また復旧にも時間がかかるので対策の方法は無いというこ
とで、結局は自主的に上記の対策を取るしか方法はなさそうです。
こういうケースが起きないことを祈るしかないってことですね。
とりあえずは災害用簡易トイレを備蓄しておきましょう。
我が家の備蓄簡易トイレです。