おはようです。今日は2時間しか眠れませんでしたが、嫌な夢を見なかったので気分はとてもいいです。


こんなさわやかな気分の時は何かいい音楽を♪ってことでGOTTHARDの“HOMERUM”です。


GOTTHARDを知らない人に少しだけ説明すると、彼らは’92年デヴューのスイスの正統派ハードロックバンドです。デヴュー当時はいい意味でアメリカナイズされたハードロックを演奏しており、新人としてはなかなかの成功を収めることが出来ていたようです。転機が訪れたのは’97年ごろ。この頃彼らはそれまで発表した3枚のアルバムを元にアコースティック・ライブを行っていたのですが、このアコースティック・ライブを収めた“Deflosted”がスイス国内で特大のヒットを記録し、一躍人気バンドに上り詰めたというわけです。


ところが、よくある話で、この後の彼らは急に訪れた成功、しかもそれがアコースティック・ライブだったということもあって3RDまでの生きのいいハードロックからアコースティックや全体的な音楽のポップ化を迫られるようになっていってしまいます。業界の常……としか言いようが無いのですがこの時期を迷走していたと言っても間違ってはいないと思います。


そんな中で作られたこのアルバムなのですが、大体そういったバンド外部からの余計な圧力が加えられるとたいした物が作れないというのを数え切れない程見てきました。では、このアルバムはというと……意外や意外、かなりの力作に仕上がっているじゃありませんか! たしかに初期にくらべるとアコースティックギターを使ったり、ポップな曲もあることにはありますが、全体を通して聴くと必要にして十分なだけのヘヴィネスもアグレッションが一本筋を通していて、これが甘さに流れてしまうのに歯止めを掛けているように思われます。バラードも甘々でなくギターが唸っているので初期のファンでも大丈夫なんじゃないかな? 個人的には全然OKです。


……とは言っても一聴して耳に残ったのはやはりバラード(もしくはそれに近い曲)だったのがこの当時の彼らの限界だったのかもしれません。この後バンドはアルバムを出すごとにヘヴィロック志向を強めていくわけですから、彼らにも思うところがあったのでしょう。でもこの試行錯誤の時代があったから彼らはスイスで確固たる地位を築くことができたわけですし。


おそらくたとえポップナンバーやバラードを求められても安易にそれに乗るのではなくROCKすることを忘れなかったその姿勢が現在の安定した成功に繋がっているんだと思います。こういう迷いの時期にあってもこれだけの作品を作れるというのは間違いなく彼らの才能故だと思いますし、それで得た成功でさらなる自信を身に付け……となんだかんだいっても彼らの進んできた道は間違っていなかったということを何よりも現在の彼ら自身が証明していると思います。


……と、今回はたまたま目についたのでこのアルバムを取り上げましたが、次は最高傑作との声も高い“Domino Effect”か個人的に一番好きな“G”あたりを取り上げてみたいと思います。

また嫌な夢を見ました……。

何処まで悪夢に悩まされなければいけないんだ?

何か、安らかに眠れる術を考えなければ本気でヤバいような気がしてきた……。

もう悪夢は見たくない……。