花粉症のことを書いた。
花粉症の代表的な症状と言ったら、鼻水やくしゃみ、目の痒みといったところだろう。
ぼくの例年そういった症状に悩まされていた。
2月から4月一杯はだいたい鼻水、くしゃみ、目の痒み、それに加えて顔が痒くなることもあった。
しかし、今年は鼻水とくしゃみは少ししか出なかった。
ただ、痒みが酷く出た。
例年なら顔や首など限られた部分が時々痒くなるくらいだったが、背中やお腹にまで痒くなった。
痒くなる頻度もどんどん増えて行って、今では夜中は必ず痒くなるのでよく眠れなくなっている。
ぼくは幼少の頃からアトピーなのでいろいろな病院に行ったけど、いつしかステロイドが効かなくなっていることに気付いた。
それ以降病院に行くのもステロイドを使用するのも一切止めた。
民間療法をいろいろ試したりして、見付けた薬が『ドキンピチンキ』という塗り薬だった。
本来は水虫の薬だが、ぼくの場合はアトピーにも効く、つまり痒みを止めるのに効力を発揮してくれた。
痒みを止めるという表現はかなり抑えた表現で、実際は痛くなる。
ぼくの場合アトピーの痒みは、同じ部分が何度も痒くなる。
そしてその痒い部分の痛みの感覚が鈍くなるから掻きむしってしまうのだ。
その部分で『ドキンピチンキ』を塗ると、やがてピリピリして来てだんだん熱くなってヒリヒリという感じになる。
やけどしたような感じと言うのが一番近い感覚かな。
そして、その部分が黒みを帯び干からびたようになって、かさぶたのようにはがれ落ちるのだ。
ヒリヒリし始めてからかさぶた化してはがれ落ちるまでは痒くならないのだ。
不思議なのは痒みが無い部分はヒリヒリしたりかさぶた化したりしないのだ。
ぼくのアトピーの症状には真菌が関係してるのかも知れない。
なにはともあれこれでアトピーの痒みをしのげるのは助かった。
ただ、これがけっこう高い。
国内の複数の薬品メーカーから『ドキンピチンキ』とその類似製品が販売されているが、おしなべて高い。
それで安い薬はないか探して、中国で作っている同じ商品名の薬を見つけて使っていた。
個人輸入代行の業者にまとめて発注するので安くなった。
ただ、それも入手が難しくなって来た。理由は良く分からないけど、個人輸入業者が扱わなくなって来ているようだ。
そこで考えた。
『ドキンピチンキ』の有効成分を特定して、それを含む別の薬を探せないか?
あわよくば、その有効成分を直に使えば安価に済むのではないか?
『ドキンピチンキ』の成分は、サリチル酸、木槿皮チンキ、安息香酸らしい。
この内、サリチル酸、安息香酸を含む薬を見つけた。
『イスクラ華陀膏』というその塗り薬は、効き目は有ると感じるけど痛痒い感じがして、ぼくには合わないようだと感じた。
おかげで、ぼくが求めている有効成分は木槿皮チンキだと特定できた。
では、木槿皮チンキを含む薬品は何だろうか?と探した。
マセトローションTという物を見つけ、これだ!と思ったが販売終了らしかった。残念。
これ以外は見つからない。手詰まりになってしまった。
発想を変えてみた。
そもそも木槿皮チンキって何だ?というわけで調べてみた。
どうやら漢方薬の一種らしく、木槿=ムクゲ、皮=樹皮、ということらしく、ムクゲの樹皮を干して煮出して抽出するらしい。
ムクゲの樹皮は売っていないこともないけど、自力で抽出するのは最後の手段だと思った。
ムクゲの樹皮ということは、人工的に合成した人口の薬品ではなくて天然由来の成分だと言えるんじゃないか。
しかも樹皮というから木から抽出した成分だ。
何かの植物から抽出した成分が入った薬品でアトピーに効くという物は無いか?という視点で探してみた。
それで、気になったのが『ビーンスターク』という赤ちゃん用のローションだった。
ムクゲではないけどヒノキチオールという成分が入ったスキンケア商品のようだ。
早速入手して使ってみた。
あまり期待していなかったけどこれが、効くのだ。
塗った瞬間に痒みがスーッと引く感じ。
痛みもないし、かさぶたも出来ない。
ただ、痒みはしばらくするとぶり返すので、塗る頻度は『ドキンピチンキ』よりも多いし塗る量も多いと感じる。
効果の出方がステロイド剤に似ているような気がするのがちょっと気になるけど、でも今の所はこれを使って行こうと思っている。
アトピーは同じ病名で一緒くたにされるけど、症状は本当に千差万別だと思う。
人によって症状も、発症する条件も違う気がする。
だからぼくに効果があっら物が誰にでも効く訳では無いと思う。
でも、何かのヒントには成るかも知れないと思ってこれを書くことにした。