昨日、29日は旧練兵場遺跡の現説がありました。

寒かったですが,結構な人数が集まっていました。


コラム 綾川  開始前の状況



旧練兵場遺跡と言えば県内屈指の弥生時代の大規模集落として

有名ですが,今回は古墳時代から古代,中世の集落および土地

利用のあり方に焦点を当てたものでした。

担当者の言葉にもありましたが,旧練兵場遺跡に刻まれた重層的

な時間を解明さている様子を実感することができました。

個人的には練兵場時代(近代)の状況も気になるところではありましたが・・・


弥生時代,古墳時代後期,奈良時代の住居の基本的な構造につ

いて説明があり,その変遷が具体的に分かりやすかったです。


コラム 綾川  古墳時代後期の竈をもつ住居跡


古墳時代の住居跡の下にはまだ弥生時代の住居が残されて

おり,これから下の調査を行うということでした。



コラム 綾川  説明会の様子


今回の現地説明会は調査員の方が,代わる代わる

様々な角度から説明がなされ,非常に分かりやすい現地説明

会でした。ちょっと声が聞き取りにくかったのでは残念でした。


また現場の中にも入ることができ,非常に身近に遺跡を感じる

ことができました。


この他,事務所では出土資料を見ることができました。

今回の調査では古墳時代後期から平安時代の遺物が展示

されていましたが,暗文の土師器,硯,越州窯青磁,

緑釉陶器など非常に特殊な遺物が展示されており,

古代の旧練兵場遺跡の今後の解明が期待されます。



コラム 綾川  暗文系の土師器,硯


コラム 綾川  古墳時代後期の土器類 


珍しい形の土師器の高杯がありました。


コラム 綾川 緑釉陶器
コラム 綾川 越州窯青磁の水注

コラム 綾川  パネル展示


この他に,近隣の市町村(善通寺市,丸亀市,三豊市)の発掘調査成果の

パネル展示と各担当者によるミニ説明会も同時に開催されていて,一回の

現説で周辺の状況も知ることができ,非常に盛りだくさんで非常に有意義

な時間を過ごすことができました。